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トゥエルブ ~TS転生した世界は俺がやり込んだゲームにそっくり!12のスキルでシナジーとコンボを駆使する~  作者: イ尹口欠
冒険者パーティ『妖精の友』

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56.剣聖ディアーネちゃん完成

「いやあ、魔法使いと斥候がいると、ワイバーンを地上に引きずり下ろせるのでござるな。やはりパーティを組んで正解でござった」


 アリサが満足そうに腕組みしながら言った。

 俺はワイバーンをアイテム袋に入れる。

 巨大なワイバーンがその場から消え、アリサは呆気にとられたように口を開けて目を丸くした。


「……収納魔法とは、その、ワイバーンほどの大きさのものまで入るのでござるな」


「そうだね。生き物じゃなければ、大抵のものは入るよ」


「まことに凄まじい力でござる」


 ディアーネが「だよねー」とアリサに同意。

 マーシャさんもコクコクと頷いている。


 さて無事にワイバーンを討伐できた。

 被害はディアーネが尻尾の一撃を防具の上から受けたことと、爪がアリサを引っ掻いてかすり傷を作ったことのみ。

 両方を〈ヒーリング〉で癒やして、今日のところは街に戻ることにした。



 数日間、森の奥の危険と呼ばれる魔物を狩った。

 ディアーネとアリサ、ふたりの前衛は呼吸も合うようになり、後衛としては安心して戦線を任せられる。

 マーシャさんも積極的に矢を放ち、厄介な部位をピンポイントで貫くようになってきており、頼りになる存在だ。

 俺はといえば、基本的に〈アイスボルト〉を撃ち続け、怪我人が出たら〈ヒーリング〉するといういつも通りの動きに徹していた。

 MPが十二点しかない以上、無制限に撃てる〈アイスボルト〉を主軸にするのは理にかなっており、MP消費のある〈ヒーリング〉のためにMPを温存するのは仕方のないことだ。


 神官でも加入してくれれば良いのだが、……まあ今更である。

 というのも遂にSPが貯まって、【神官】(クレリック)の上級クラスの【司祭】(プリースト)になることができたからだ。

 【司祭】(プリースト)の初期スキルは〈ディスペル〉。

 相手のバフを打ち消したり、味方にかかったデバフを打ち消すことのできる便利な魔法である。


 【司祭】(プリースト)になったので、次の目標は〈回復量増加Ⅱ〉の習得だ。

 そう高価なスキルではないので、割りと早く習得できるだろう。

 その次は、【司教】(ビショップ)へのクラスチェンジを目指す。

 最上級クラスなのでそれなりにSPがかかるが、習得したいスキルも幾つかあるので、是非ともなっておきたい。

 回復役を担う以上、妥協は命にかかわるからな。



「やった、できたー!!」


 戦闘中に歓声を上げたのは、ディアーネ。

 遂に斬撃五連撃を達成したのだ。


「おめでとう、ディアーネ。遂に五連撃だね」


「うん、レイシアが教えてくれてたから、いつも練習していたんだよ!」


「そっか。……とりあえず、目の前の魔物を片付けてくれる?」


「あ。そうだった」


 危うげなく魔物を斬り伏せる。

 ふむ、〈霊体斬り〉〈剣・斬撃Ⅳ〉〈剣・斬撃Ⅴ〉を習得したか。

 そうなると【剣聖】(エクスカリバー)に残るスキルで欲しいものは、喫緊では存在しない。

 次の成長先を決めるときが来たのだ。


「さてディアーネ。遂に五連撃達成したわけだけど、そろそろ戦闘スタイルを決めないといけないね」


「戦闘スタイル?」


「そう。具体的には辻斬りシュンと同じく二刀流十連撃を目指すか、盾を持って騎士系の技を習得するか」


「…………ほへ?」


「いまさら他の武器を持つ選択肢はないでしょう? となると、二刀流か盾を持つかの二択になるんだけど……」


「え、急に言われても。どちらにせよ片手で剣を持つってこと? 大丈夫かなあ」


 うん、確かに十歳の腕力では不安があるか。

 ならばオススメは……。


「私が個人的に勧めるなら、盾を持つことだね。実は騎士系の技には、腕力を増大させて片手で武器を操れるようになる技があってね」


「へえー。なら盾にする」


 決断が早い。


「レイシアが言うなら、それがきっと強くなる近道なんだよね!」


「え、うん、まあ……」


 どうやらかなり信頼されているようだ。

 まあね、ゲーム『トゥエルブ』の知識に関してはこの世界で右に出る者はいまい。

 ちなみに騎士系には二通りのルートがあって、【白騎士】(ホワイトナイト)【黒騎士】(ブラックナイト)がある。

 どちらも似たようなスキルを習得できるが、細かいところで違いがあり、【白騎士】(ホワイトナイト)は自己バフに秀で、【黒騎士】(ブラックナイト)は敵へのデバフ付与に秀でているという個性がある。

 多分、性格的にディアーネなら【白騎士】(ホワイトナイト)になりそうだが、そこは無意識の選択だ。

 この世界ではどうなるか分からない。


 ともあれ、ディアーネは騎士系クラスを目指すため、街に戻ったら盾を購入して扱いを練習しなければならないだろう。

 できるだけ早く【白騎士】(ホワイトナイト)になってもらって、片手で両手武器を扱えるようになる〈剛腕〉のスキル習得を目指して欲しいものだ。


《名前 レイシア 年齢 10 性別 女

 クラス 【魔法使い】(ウィザード)

 パッシブスキル

 〈MP軽減Ⅱ〉

 〈凍結付与〉

 〈高速詠唱〉

 〈回復量増加〉

 アクションスキル

 〈ストーンハンマー〉

 〈ウォータースピア〉

 〈ウィンドカッター〉

 〈アイスボルト〉

 〈ブリザード〉

 〈レイ〉

 〈ヒーリング〉

 〈ディスペル〉

 控えスキル

 〈農民の証〉

 〈大魔術師の証〉

 〈魔法使いの証〉

 〈司祭の証〉

 〈農業Ⅰ〉

 〈槍・刺突〉

 〈投石〉

 〈MP軽減〉

 》


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