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トゥエルブ ~TS転生した世界は俺がやり込んだゲームにそっくり!12のスキルでシナジーとコンボを駆使する~  作者: イ尹口欠
冒険者少女ふたり旅

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30/73

30.今日から狩りを始める!!

 一ヶ月、宿の再建に手を貸していたお陰で、冒険者ギルドで依頼をまったく受けない日々が続いた。

 だが宿の仕事は成功という形で終わりを迎え、いよいよ俺たちは冒険者として本格的に仕事をすることにする。

 狙い目の依頼は、鉄の冒険者でも受けられる難易度の低い討伐依頼だ。


 そろそろSPを稼ぎたくて仕方がなかった俺のワガママでもある。

 ディアーネも腕がなまっていないか心配だったようで、二つ返事で了解してくれた。


 というわけで領都の冒険者ギルドでの初仕事は、ゴブリン退治と相成った。


 ゴブリンは醜悪な顔つきの人型の魔物で、小柄で群れる習性がある。

 とにかく多産で成長が早く、一匹みたら二十匹とかそういう生き物だ。

 ただ頭は悪く、上位の個体でもいない限りは拾った木の棒で殴りかかってくるのがせいぜいの雑魚である。

 間引きのためにも鉄の冒険者から積極的に狩りに参加することが求められていた。


 なお『トゥエルブ』はコンシューマゲームだったため、ゴブリンが人間の女性を攫って襲ったりするような習性はない、と付け加えておこう。



 領都近郊にある森。

 ゴブリン以外にも魔物は生息しているが、浅いところに出てくるのは人間を危険と認識していないゴブリンくらいのもので、俺たち以外にもゴブリン退治をしに来た鉄の冒険者たちを幾人か見かけられる。

 彼らと狩り場が被らないように場所の選定から始める必要があったが、少し森の奥に入ることでそれを解決。

 実際、ゴブリンを多少狩ったところで旨味は少ないし、何より俺たちが退屈だ。


 ここは“うっかり”森の少し奥に入ってしまい、他の魔物と戦うことになってしまった、という体で行きたいと思う。

 あくまで“うっかり”なのでしっかりゴブリンも狩りますが。


 早速だがゴブリンが三体、手に木の棍棒を持ってこちらに気づいて襲いかかってきた。

 十歳の女の子ふたりと侮るなよ、こっちは上級クラスだ。


 俺の〈ウィンドカッター〉で一体を始末し、残る二体をディアーネが斬った。


「楽勝だね。やっぱりゴブリン、弱すぎ」


「まあだから少し森に入って、ゴブリン以外とも戦えたらいいんだが……」


 それからはゴブリン、ゴブリン、またゴブリンとひたすらゴブリンを殺していく。

 なお殺したゴブリンからは体内にある魔石を回収しなければお金にならない。

 人型の魔物の多くは体内に魔石を持っており、これがマナポーションの素材になるのだ。

 もっともゴブリン程度の雑魚だと小指の先くらいの小さな魔石しか取れない。

 魔石の重さでお金に換算されるため、大した稼ぎにはならない。

 それでも数を多く狩れば、それなりになるらしいのだが。


 魔石は荷物になるので俺のアイテム袋に入れている。

 妖精から授かった便利な魔法ということで、冒険者ギルドでも隠すつもりはない。

 便利なものは使った方が効率いいからね。


 そして遂にゴブリン以外の魔物と遭遇した。

 大柄で黄色い熊、イエローベアだ。

 俺がかつて倒したブルーベアの近縁種で、土属性に耐性がある。


「ディアーネ、行けるか!?」


「もちろん!!」


 俺はディアーネに当たらないように〈ウォータースピア〉で援護射撃をする。

 頼りになる前衛がいるので、ブルーベアほどの脅威は感じない。

 ディアーネは素早い身のこなしでイエローベアの攻撃を回避しながら、〈剣・斬撃〉と〈剣・斬撃Ⅱ〉で斬りつける。

 さすがに〈剣・刺突〉まで繋げると前のめり過ぎという判断のようだ。

 うむ、回避のために連撃を止めるのも重要だからな。


 三十秒ほどでイエローベアを討伐した。

 毛皮は傷だらけだが、剣と魔法で倒したので肉は売れるだろう。


 アイテム袋に丸ごと収納する。

 冒険者ギルドの解体スペースを借りることにして、解体は後回しにした。


 さあ、どんどん狩ろう!!


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