魔法訓練~!
「…さて!わかりましたか?ケント君!」
「え、あ、あの、その、えと、あー、ッスゥー」
「まだわかりませんか?」
「あ、は、ハイ。スイマセン」
「もう一回説明しますからちゃんと聞いててくださいね!」
そう、俺は、剣術の修業が一通り終わったので、今回は魔法の勉強をしている!なんというハードスケジュール!休む暇がない!!
「あ、はい、すみません。教えてください。」
「わかりました。」
「…」
「まず、この世界の魔法の使い方についてです。それは、使いたい魔法の魔法陣をすべて暗記することです。なので、どんなレベルでも魔法陣をすべて暗記していて、それを使うための魔力が十分であるのであれば、どんな人でも魔法は使うことができます。」
「ふむ。なら、僕でも練習無しで魔法は使える。ということですか?魔力量はそこそこあるので。」
「そうですね。使おうと思えば使えます。魔法陣は暗記していますか?」
「いや…暗記してないっすね…」
「なら無理ですね~。ですが魔法陣を見ながらですと可能なので最初は魔法陣の書かれた本を常に持っておくと良いです。それを見ながら魔法を使っていくうちに覚えますよ!」
なるほど…アニメなどで本を見ながら魔法を使ってる魔法使いは魔法陣を暗記していない初級魔法使いってことか…
「その魔法陣がたくさん載っている本はどこで手に入るんですか?」
「あ~。私があげちゃいます!」
「え」
「もちろん、すべての魔法が載ってるわけではないですよ?」
「本当にくれるんですか?」
「タダではあげませんけどね。私の試練に合格してもらいます」
「試練?」
「はい、確かあなたの得意魔法は{光}でしたよね?」
「はい!」
「それじゃあ光の初級魔法である{フラッシュ}{シャイニングアロー}{ライトボール}{ライトヒーリング}の魔法陣をすべて暗記してもらいます!」
「4個も!?」
「ええ、常に本を持って使いたい魔法のページを暗記して発動する…だと流石にとっさの状況じゃ対応できないでしょう。それに、パッと魔法が使えるほうがいろいろと便利ですしね」
「なるほど…一応理由はあったんですね…」
「私が何の理由もなく難しい試練を与えるわけがないでしょう」
「はは…そうですよね…」
はぁ暗記か、しかも魔法陣の…英単語や漢字の暗記の何倍も難しい!!
「はい、これが先ほど言った、4つの魔法の魔法陣が載っている本です!2週間後テストをするのでその時までに使えるようになってくださいね!それじゃ、頑張ってください!」
「はぁい…」
ペラペラ…
なるほど…これが魔法陣…むずくね?うーむ。試しに使ってみるか…
「ええと…{フラッシュ}!」
ピカッ
わわっ!まぶし!目くらましの魔法かよ!!!
「次に…{シャイニングアロー}!」
ピュウン
光の矢を飛ばすのか。射程距離はおよそ30mくらいか?練習したらおそらくもっと伸びるだろうな
「次は…ちょっと複雑だな…ええと…{ライトボール}!」
ズドォォン
なるほどねぇ結構強いな…射程距離はおよそ10mといったとこかな?魔法陣が複雑なほど威力が高いのか。
「次は~{ライトヒーリング}!」
ファァン キラキラ
ん?なんだぁこれ。何も起きて無くないか…?………ハッ!これは回復魔法か!へぇ回復もできるのね
さてと…暗記を始めますか…
何個か先生が説明してないことがあるので僕が説明します。
まず、得意魔法についてです。得意魔法は威力がほかの魔法に比べて1.25倍になります。それに、必要魔力が‐5%されます。
次にスキルについてです。
スキルは魔力は使うけれど、魔法陣が必要のない魔法…みたいなかんじです!なのでケント君も精霊の翼を使ってましたね。ケント父さんの{黒血斬}もスキルですね。
あとは魔法の属性についてですね。
属性は全てで{炎}{水}{雷}{自然}{土}{光}{闇}{影}{聖}{精霊}…あとは現代では使えるものがいない{古代魔術}と呼ばれるものがあります。
全て説明するのは面倒くさいので適当に行きますね。ええと初めの5個はまぁふつうの魔法です。なんとなく想像つくと思います。{光}は攻撃力はそこそこで治癒もそこそこできて、バフもそこそこ…という魔法です。んで{闇}はデバフ特化みたいなのです。相手の体力は少しずつ奪ったりとかそういうやつ。
{影}は、ニンジャみたいな感じ。わかります?陰にもぐったり。透明になって近づいたり…そんな感じ{聖}は…うーん…えーと…{光}みたいな感じかなぁ…光の攻撃強いバージョンみたいな?
{精霊}は…完ッ全にバフ。攻撃性能皆無。
そして{古代魔術}魔法じゃなくて魔術です。えーっと…ううーん…古代だからわかんない!!
冗談ですすみません。古代魔法は攻撃性能バカ高い。そして誰にも解析できない。まぁ使う人いないけどね。
それじゃ!