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義妹が可愛すぎて同棲生活が大変です  作者: 桜井正宗
Life isn’t worth living, unless it is lived for someone else.

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明かされていく乙女の秘密

「菜枝、無理はするなよ」


 俺は菜枝の為にも、そう言っておいた。

 そんな妙な空気の中、菜枝は赤面しながらも答えた。


「だ、大丈夫です! は……初体験は……そ、そ、その……はぅ」


 だめだ。

 菜枝の頭から湯気が出ている。

 壊れたロボットのように取り乱しているところ、これはもうギブアップかもしれない。

 天笠さんもこの状況を見て、ジャッジを下そうとしていた。


「菜枝、言わないのならアウトだよ」

「姉さん鬼畜です……!」

「なら言うしかないね」


 なんて姉だ!

 実の妹の初体験を聞き出そうとするとか。そういうゲームなんだけどさ……!


「うぅ……」

「さあ、あと3秒以内に言うんだよ。3、2、1……」


「い、一度だけ経験があります……!!」


 叫ぶかのような物凄い声量で菜枝は答えた。

 こ、声でかっ!


「な、菜枝……」

「…………あ。す、すみません。兄さん……」


 今度はしょんぼりする菜枝。

 よくぞ答えた。

 けど、具体的に話さなければならないのだが、さすがの天笠さんも追及はしなかった。 ……これ以上は菜枝が可哀想だ。


 ちなみにその一回は、間違いがなければ俺のはずだ。


 だよな?

 あとでコッソリ聞いてみるか。



「ジャッジ、有効」



 さすがの天笠さんも妹には甘かった。

 具体的には聞かなかった。

 俺としてもこれ以上は可哀想と思い始めていたので良かった。

 てか、石黒さんも二条城さんも顔が真っ赤だ。俺なんかヒヤヒヤのガクブルだ。心臓もたないって。



「じゃ、次は私ね」



 石黒さんがサイコロを投げた。

 目は【6】と一番大きな数字が出た。

 いいなぁ。

 でも止まるマスによっては地獄だ。


 さて、どうなる?


 ポンポンと駒を進めて、石黒さんは指定のマスで止めた。


 そこには『どの部位でもいいので脱ぐ』とあった。


 なんと!


 脱衣行為もあるのかよ。なんだこのゲームは!



「さあ、石黒さん。脱いで」

「ぶ、部長ぉ! 神堂くんの前で恥ずかしいっ……」



 両手で顔を覆う石黒さんは、どうしようどうしようと慌てていた。へえ、可愛いな。



「脱がないとアウトだよ?」

「わ、分かったよ~。じゃあ、靴を脱ぐ!」

「それはアリだね。オーケー」



 どの部位でもいいからな。

 けど、また脱ぐマスに止まれば、いずれは服に到達するだろう。その時が楽しみだな。

 なんて思っていると、菜枝が俺の腕を引っ張った。


「兄さん、デレデレしすぎですっ」

「わ、悪い……!」


 俺は誤魔化すようにサイコロを握った。

 最後は俺の番だ。


 変なマスには止まらないよう、願いを込めてサイコロを振った。


 コロコロと転がって出た目は……【1】だった。


 くそっ、ショボいな。


 駒を進めると『好きなタイプを話せ』とあった。


 思ったより普通な質問だな。

 これなら簡単だ。


「神堂くん、好きなタイプは?」


 進行役の天笠さんが質問してくる。

 もちろん俺は答える。


「そうだな。可愛くてほわほわしていて……守ってあげたくなるような。でも、俺のことも支えてくれる女の子がいいな」



「なるほど、つまり菜枝か」

「んなッ!!」



 一瞬にして顔が熱くなった。

 菜枝も恥ずかしがって別の方向を向いているし!


 石黒さんと二条城さんもなんだかソワソワしている。


 ヤバイ……この人生暴露ゲーム、思ったよりもキツイ!

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