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 4,


魔力を使い過ぎたようでそのまま3日も寝たままだった。

魔法を使う彼女達は起きてすぐに食事が取ることができた。

食事出した時に顔を合わせ挨拶してから元気に私とおしゃべりしてくれた。


倒れたまま寝ていた彼女達と自己紹介をしておしゃべりをした。

彼女達は私と年が近い事が解った。


私は打ち解けることができて彼女達から私は魔法の使い方を習った。

私からは調合の仕方を教えた。コツとして魔力を込めることを伝えると彼女達も低ランクのポーションを作れるようになり仲良くなれた。

一緒に畑の手入れをして薬草を育て薬草の知識も勉強した。


「3人がそれぞれの職業の初歩的なことができるようになるなんてすごい」


と私達は前向きにできる事を捉えて盛り上がった。

その間に先に起きてた3人は安全な道を確認して町へ戻る途中の魔物を間引きしてくれたのでお肉という食料を増やしてくれた。ありがたや。


宿屋から出てすぐに魔物と遭遇しないように魔物達の巣になりそうな家の撤去や封鎖をして柵や掘り替わりの穴を掘ったり、罠を設置したことで宿屋の結界から廃村の出入り口まではなんとか魔物の遭遇率が低い状態で移動できるようになった。


結界石の魔力を注ぐのも手伝ってもらえるようになって私も負担が減って宿屋の外へ採取に出れるようになった。


彼女達が心配するので外へ行く時はいつも3人で廃村内での採取を行った。

薬草やハーブ、木の実が見つかったらそのまま食料になった。

3人で村内の使える物を探してあるいはポーションとか使える物を作って廃村から出る準備をしていた。


「そろそろここを出て町へ着かないと先に受けたギルドの依頼が未達成になり違約金が発生する。オークの討伐数も稼げたし行った先のギルドで達成の報告する。」


と剣士が夕食を食べながら言った。いつも夕食の時間に各自の判断で本日の成果を報告する。


「わたしは明日でも出かけれるぐらいに準備できているわ。」

シーフの人は自信ありげに言った。


「えっ!まだ荷物とかまとめてない。」

「聞いてないけど、まだ2、3日後かと思って試作品があるのに。」

と魔法使いの子達が言うと


盾役の人が顔をしかめて言った。

「いつも言ってるだろう。どんな時も対応できるようにまとめて置けと。」


「「だって、ここ宿屋だよ。」」

と彼女達が反論する。


「気の緩みが失敗の元になると言った筈だよ。」

と剣士の人も言った。


確かに気の緩みが失敗へとなる事もあるが彼等の場合はごく最近に体験したけど臨機応変に対応できるように準備も大事ではないかと私は思う。


「万全ということはないけど充分な準備をしてくださいね。用意は大丈夫なのですか。」

と私は言った。


必要な物のリストを取り出して今日作った物をできたリストの方に私は書き足した。

魔法を使って作る物を担当しているレナとアリーもそれを見て私が出したリストに書き足してから剣士の人に


「明日はムリ。」

「急いでも明日まで準備にかかるよ。」


と言い切って剣士の人に書き足したリストを手渡した。剣士の人が見たらそれぞれ準備中の物と必要と思われる物を書き足しリストに追加してそれを読みあげた。


シーフの人が言った。

「わたしが罠の確認しながら薬草採取を行うわ。ポーションは作れないから採取を手伝うから少しでも多く準備しましょう。」


「ポーションがあれば最速で行けるはず。」

と盾の人も同意して町への準備完了予定が明後日になった。

ちゃんと準備できるのかなぁ。


日が昇り出したまだ早い時間に私は冒険者パーティーを見送った。

最後までレナとアリーは

「一緒に町へ行こう。」

と誘ってくれたが総合的に考えると何があるかわからないので私はここに残ることにした。


私を置いて行った冒険者パーティーの報復とか、ギルドの揉み消しや正当に対応されてもギルドカードが抹消された後なら対応も遅れることが予想できる。


彼等にはもしも危なくなったらここへ戻るように伝えた。

剣士の人に依頼の手紙を2通渡してギルドと私の知り合いに届ける手配を頼んだ。


保険としてレナにも内緒と言って同じように手紙とポーションを付けてこっそりと渡して頼んでいる。

レナには冒険者ギルドと別のギルドで手紙を出して欲しいので商業ギルドか薬師ギルドを経由してと頼んだ。


彼等には言わなかったが私1人ならここでずっと暮らすことができる。

何故か畑に魔力を注ぎ込むと育てている植物が通常よりも早く実ることがある。

アリーから教わった私のヒールは植物にも効いた。

偶然、畑でアリーから教わったヒールを練習していて気づく事ができた。


あの時は焦った。ちょっと萎びた野菜が復活して元気になったと思たら葉が大きくなって花が実になって徐々に実が大きくなって収穫できる大きさになった。


みんなは畑仕事の経験ないから畑の作業は基本的に私1人ですることにしていてよかった。

まだ実験段階で毎回成功する訳でないから彼女達には言わなかった。

まだ確認ができてないことが多く不確かな点が多い。まだ違う植物の種類の実験もできていない


私は出かけた冒険者パーティーへ準備した荷物と同じような内容のポーション、薬草や保存できる食料を増やして私1人でもここから出れるように荷物の用意を始めた。


オークの肉や果物を乾燥させた物を作って試している途中だったので彼等には持たせていないから私用の食料に準備している。


これも魔法で早く乾燥させることに偶然成功している。

レナに習った風と火の魔法が一緒になって熱風が出てきた時は本当に驚いたしびっくりした。


レナに習って何回も練習してたら熱風も時々できるようになった。法則性は研究中。

送り出した彼等が町に着き説明をして準備をしてここにギルドの冒険者達が来るのが早くて5日から10日としてレナが出した手紙を受け取った彼が来るのはいつだろう?


いつでも動けるように自分用の荷物をまとめてある。もし臨時で此処に避難した人が来てもいいように避難した人用の分も置いてある。Aランクの薬師なので薬もしっかり用意した。


しばらく待ったが結果としてギルドから人は来ないし知り合い用の手紙も届かなかったのか助けを求めた彼も来ない。不安だった。

私が依頼した冒険者パーティーは町へたどり着くことができたのかもわからない。


時が経ち毎日ポーション作りを頑張っていたらポーションのランクが低ランクから中ランクになった。素材は同じなのに。


スキルを上げる為にたくさん作って使用期限が来た低ランクのポーションを畑に撒いたらヒールと同じ事が起こって薬草の品質も上がっていた。


この品質が上がった薬草で作ると同じ材料なのに中ランクのポーションができた。


おかげでスキルランクも上がったようで前より多くの量を疲れずに作れる。

魔法も属性魔法やヒール系もポーションを飲ん練習していたら魔法のレベルが上がっているようだ。


スキルランクやレベルは私では確認できないので町でしかわからないけどできる事が増えるのは楽しい。ワクワクする。

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