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目が合ったら微笑まれた
いけいけ魔王様
フォンセ・ディアーブルだ。今日はティアと中庭を散歩している。
散歩をしながらちらりとティアを伺う。僕との散歩は楽しいだろうか?
ティアと目が合った。瞬間、蕩けそうな柔らかな微笑みを僕に向けるティア。…嬉しい。嬉しいが、ローゼや他の使用人達にはやってないよな?
「ティア」
「はい、フォン様」
「その笑顔は、可愛すぎるから僕だけにしか見せるな」
「えっ…か、かわ!?」
「いいな、ティア」
僕はティアの両肩をがっしりと掴み、ティアの顔に自分の顔をキスするスレスレまで近付けて言い聞かせる。
「…は、はい、フォン様」
「よし」
ティアの返事を確かめて、僕はティアを離す。ティアは真っ赤になっていて、とてつもなく可愛い顔をしていた。
「ティア」
「はい…」
「いつも可愛いけど、その顔はもっと可愛いぞ」
「…?…!?」
慌てふためくティアは、やっぱりかわいい。
ティアはタジタジ




