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フォン様への想い
ローゼにも後押しされたけどやっぱり積極的にはなれないティア
ご機嫌よう。ジャンティーです。今日はフォン様がやっと執務室から出てきたと思ったらソファーに座る私の膝を枕に、寝っ転がりました。
「ふぉ、フォン様!?」
「すまないティア。少しこのまま寝せてくれ」
言うのが早いか、フォン様はぐっすりと眠ってしまいました。
「…フォン様、睫毛長いな」
綺麗な寝顔…。
「フォン様はきっと、私のこんな気持ちになんて気付いていないんでしょうね」
「んぅ…」
こんなに愛おしくて、こんなに大好きで、こんなにいつか来る別れの日が怖くて…。どうか、一生私のこんな気持ちになんて気付かないでくださいね、フォン様。
「ティア…」
「はい」
「…」
「…寝言か」
寝言で私の名前を呼んでくださるなんて、嬉しいな。
疲れ果てるとティアを求めちゃう魔王様




