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フォン様と噂話
人の口に戸は立てられないのです
ご機嫌よう。ジャンティーです。今日はフォン様とお茶会をしています。
「ティア、今日の紅茶はストレートで飲むといい」
「はい、フォン様」
「このお茶菓子は気に入ったか?」
「はい、とても」
私達が優雅な気分でお茶を飲んでいると、ローゼさんから衝撃の一言が。
「ところで、お二人はそろそろ進展しましたか?」
「ん、っ!げほ、げほ」
「ローゼ、どういう意味だ」
「いえ、ですからそろそろお付き合いを始めた頃かと思いまして」
「ローゼさん!」
「ローゼ!」
「そのご様子だと、まだのようですね。フォン様もそろそろ婚約者を選ぶ時期なのですから早めにお願いしますね」
「勝手に話を進めるんじゃない!」
「そうですよ、フォン様には選ぶ権利があるんですからね!」
「はいはい、失礼致しました。でも、我々使用人たちの間ではお二人の仲は有名なのですよ?」
「んな!」
「ええ!?」
その後は私だけでなく何故かフォン様まで赤面して、無言の時間が続きました。
でも満更じゃない二人




