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フォン様に高望みしてしまいます
ちびっこ魔王様は小悪魔
ご機嫌よう。ジャンティーです。今日も今日とてフォン様と晩餐の時間です。
「ティア!今日はティアの好きなものばかりだぞ!たくさん食べてくれ!」
「はい、ありがとうございます。フォン様」
「大好きなティアのためだからな!」
フォン様への恋心を自覚してしまってからというもの、フォン様の一言一言に一喜一憂してしまいます。嬉しい…。
もちろんフォン様が私なんかを好きになってくれるなんて、有り得ないと分かっています。分かっていても期待してしまうのです。
「ティア、大好きだぞ」
「フォン様、ありがとうございます」
「ティアはどうだ?僕のこと、好きか?」
「えっ…」
「どうなんだ?」
きらきらした、期待に満ちた目でこちらを伺うフォン様。ええいままよ!
「はい、大好きですよ。フォン様」
「ふふん、そうだろうそうだろう!ティアは可愛いなぁ」
何の気なしに頭を撫でて、満足そうなフォン様。好きだなぁ。
大好きというたび内心バックバク




