予想外の展開(作者的に)
なんか思いついたので、方針変更します。
4月2日晴れ。快晴。
スマホから流れ出した大好きな曲で気持ちよく目覚めた私は、眠っている百に小さく挨拶して、階段を走り下りた。
既に父は仕事に出かけていて、炊飯器からご飯をよそう母に挨拶する。
「おはよう!いただきます」
「おはよう」
天気と共に爽快なテンションを落とさないように全速力で朝食を掻き込み、キーを指でクルクル廻しながら玄関を飛び出した。
「行ってきますっ!」
アッツ君に乗り込むと、エンジンを始動させ神に祈る。あ、私は無宗教なので、日替わりで色んな神様に祈ってます。
今日は……。
(ドンドンパフパフ♪)
オモイカネ様!
事故の元、ヒヤリハットにすぐ気付かせてくれますように(祈)。
オモイカネ様の加護の元、無事に会場まで到着できた。
小会議室に入ると、前の方に昨日自己紹介を聞いたはずなのに、なぜか思い出せない男の子(通称:モブ)が二人いた。
「ビジネスマナー研修って何やんの?」
「知らねーよ。名刺の渡し方とかだろ?面倒くせー」
内心、少しイラッとしたけれど、今日の私は上機嫌。気にしない気にしない。
程なくして後ろから、
「ぐみちゃんおはよう」
と声を掛けられた。振り返りながら、
「おはよう。今日も寒いね」
挨拶を返す。
「走ってきたから私は暑いかも」
あ!パワー系女子だった。家、どこなんだろう?
「お家、遠いの?」
「全然。10kmくらいだよ」
うん。キハちゃんとは仲良くしておこう。
「おはようございます。今日から2週間、採用時研修となります。1週目は全員共通のメニューとなりますが、2週目は適正別に分かれての研修となります。大半の人はこれから2週間、よろしくお願いします」
元気よく登壇した山査子さんがハキハキと喋る。
「一部の方は2週目は鈴木さんが講師となりますので、そちらの方は1週間、よろしくお願いします」
深々と頭を下げ、続ける。
「まず最初に自己紹介ですが、皆さん最低3パターンを用意してもらいます。30分間考えて下さい。倉敷さん、大森さん、村越さんは別室でお話が有りますので、私に付いてきてください」
小さく手招きする山査子さんに連れられ、私達は『控室』と書かれた部屋に入った。
「ハルトくんとキハちゃんとぐみちゃんだね。昨日、隣の部屋から盗聴してたから把握してるよ。はじめまして!鯖師美和です。ヨロシク♪」
そこには鈴木さんより10才は若そうな女性が微笑んでいた。アレ?鈴木さんの姉ですよね?
「時間が無いからいきなり本題入るね。あなた達には、セイブオウル社長直轄の本社FPS室に出向してもらいます。あ、私も含めてです」
何を言い出したのか分からない。
「頭に、はてなマークが見えるようです。一から説明するね。全国のセイブオウルフランチャイジーでは、日々色んな問題が起こっています。大抵オーナーさんとか店長、スーパーバイザーが解決してるんだけど、そのあたりの人が問題起こした場合にクルーさんが助けを求める所が電話相談しかありませんでした」
電話番号、事務所に貼ってました。
「そこで本社役員の東堂さんて方がフランチャイジープロブレムソルヴィング……FPS室を社長直轄で立ち上げました。入れ知恵したのがうちの旦那だったので、西日本担当としてオバトラにお鉢が回って来たのです。セイブオウル社内の人員を使うと、色々不都合が出るので仕方ないですね。社長夫人として悠々自適の生活を送るハズだった私の予定が崩壊しました」
ちょっと面白そうって思ってしまった。
「と言う訳で、皆さん研修のあと、しばらくは西日本を飛び回る羽目になると思いますが、頑張ってください。ちなみに昨日と今日で各1件ずつ、2件の案件が入っていますが、これは私が解決してきます」
あぁ、研修終わると忙しくなりそう……。
続き書く時はグーグルマップとストリートビューのお世話になりそうです(コロナ的に)。




