表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/254

作戦は迅速に

 作戦が決まり、ガルドが騎士団に作戦内容を伝えるとすぐに出立することになった。

 騎士団長であるガルドの言葉だからこその迅速さであり、かつ騎士団内部における貴族派閥の騎士がガルドを煙たがっていることの証明でもあった。

 ガルドが立案した作戦が失敗に終われば王派閥を攻撃する格好の材料になる。

 また、王派閥の騎士であっても平民出身のガルドを良く思わない者もいるらしい。

 王政そのものも含め一枚岩でないと聞いてはいたが、今回それゆえに作戦が素早く実行に移せることになったのは皮肉ながら幸いだった。


 騎士団から馬を借りた俺たちはレンドルの城壁の外に出た。

 日はすでに落ち、あたりは暗闇に覆われている。

 奇襲といっても敵は魔侯爵と名乗り、アンデッドを操る輩だ。

 夜目が利くと考えたほうがいいだろう。

 それならわざわざ暗闇にまぎれて馬を走らせる必要もない。

 俺たちは松明に火を灯し、魔侯爵の居城までボルゲン丘陵をいっきに駆け上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ