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事後報告

 姫殿下との会談から宿に帰るとケイウッドらが冗談半分に茶化してきた。


「さすが伯爵様ともなるとご多忙なこって!」


「そんなんじゃないさ。お姫様はお姫様で、この国のことを憂えてるようだったよ」


 簡単に話をかいつまんで伝えた。

 するとケイウッドやベルナンディアに地下闘技場の件をなぜ内緒にしていたのかと責められた。

 迷惑はかけられないから、と表向きは弁明したが、そういう野次馬根性でついてこられると絶対何かやらかして面倒ごとが増えるからだよ、とは言わないでおいた。

 戦闘好きなベルナンディアはもちろん、おそらく賭け試合になっていたであろう闘技大会にケイウッドをつれていったら絶対に目立つ騒ぎを起こすに決まっているからな。


 翌日、ワイルドの使者がやってきて魔族三人衆と顔を合わせる日は二週間後に決まった。

 場所は互いのテリトリーから外れた王都の北東、ノトス平原にポツンと存在する廃村で、ということになった。そこはアレクセイの治める領地の一部だった。

 立会人として領主であるアレクセイ、レイニア姫の代理人としてパトリシアにも同席してもらうことが決まった。


 その時はケイウッドたちも同行するという条件で、それまでそれぞれの武具やアイテムの整備をして待機することになった。

 万が一のときは三体の魔族を相手取って戦闘になる恐れがある。

 備えあれば憂いなし、だ。

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