表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/261

エルスラと酔っぱらいと俺

 翌日、思ったとおり酔っぱらいどもは宿に帰って来なかった。

 冒険者ギルドに行くと前にも見たことのある、そしてあまり見たくない惨憺たる光景が広がっていた。


 まず、ギルドのカウンターでエルスラを冒険者登録した。

 クラスはメルティエと同じウィザードだった。

 エルスラいわく、水や邪悪の魔法は使えるだろうとのこと。

 種族的に火の魔法は相性が悪いようだった。

 また、ウィザードではあるものの体の硬度を調節することもできるので前衛としても戦えるらしい。

 はじめのストルフのダンジョン以降、ずっといっしょに戦ってきたのでレベルも相当高そうだ。

 即戦力として活躍してくれるのはありがたい。


 冒険者登録が終わってから酒場側に移動する。

 いまだに飲んでいるベルナンディアと顔色が死にかけているメルティエにエルスラのことを簡単に紹介した。

 酔っぱらっているので二つ返事でわかったと言われた。

 絶対わかってないと思うけど、めんどくさいから追及はしなかった。


 床の住人になっているケイウッドも一応、起こし、パーティリーダーとして事の経緯だけは説明しておいた。

 こっちもこっちで起きているのか寝ているのかわからない半眼でわかったと言われたのでそれ以上は追及しなかった。


 そんなこんなで新たにエルスラが仲間に加わった。


 それからは俺の叙勲式までまたそれぞれ自由に行動するということになった。

 俺はレクストに紹介してもらった情報屋を使い、これから自分が身を置くことになる王国について、そして裏の商売が横行している貧民窟について、ざっくりではあるがひと通りの情報収集を行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ