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3対3

「この下僕たちはあくまでそこの冒険者風情を狩るためのもの。王国最強と謳われる騎士団長殿、君の相手はこの私だ。君とは一度、戦ってみたいと思っていた」


 エンネイ侯はうっすらと笑みを浮かべ、


「さあ、おまえ達、愚かな冒険者どもに絶望を教えてやれ」


 シャドウ・アサシンは俺たちに、ロトン・バジリスクはパトリシアたちに向かってゆっくりと歩を進めた。

 魔侯爵は短く呪文を唱え、邪悪な魔力を練り固めた黒い剣を生成した。

 二体のモンスターも強敵だが、気配からして剣呑な魔侯爵をガルド一人に任せるわけにはいかない。

 俺はケイウッドに耳打ちし、それを渡した。

 シャドウ・アサシンは高速機動を生かして戦うデーモンだ。

 正面から戦っていてはやつのスピードに追いつけず、ジリ貧に陥って負けてしまうだろう。

 それにこの城での戦いはガルドが生き残ってこそ、本当の意味での勝利となる。

 ガルドを守るためにも、そして俺たち自身が生き残るためにも目の前の暗殺者を早急に倒さなければならなかった。

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