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いつもの始まり。~prologue~
「いつもありがとう」 「君はいらない」 「あの子に愛されたい」 「苦しみを与えたい」
ありふれた人々の感情、意思、思惑。多くの者たちは声には出さず、自らの心にしまう。そっと。
くだらない事も、国家機密も。「秘密」というものはそうやって成立している。それがこの世を守るものでもある。「秘密」によって世界は成り立っている。そういっても過言ではない。
でも私に「秘密」なんて意味がない。あってもなくても変わらない。それがココロビト。
初めまして。梶ノ宮いろ葉です。思い立ったときにのんびり更新します。どうぞお付き合いくださいませ。