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ー 10 ー

「たっだいまー!」


 学校が終わって速攻の帰宅。

 この時間は誰もいないから挨拶する意味はないんだけどそこは気のしちゃいけない。

 陸上部に勧誘されるほどの健脚を生かして最高速で帰宅完了。

 え?友達付き合いはどうしたって?

 やだなー、もう。

 呆れられてるから遊びに誘われもしないよ!

 あ、友達がいないわけじゃないよ?むしろ多い方だとも思う。

 ただ私が新しいゲームを始めるたびに凄まじいスピードで教室からダッシュするから完璧に苦笑いで受け入れられております。

 まぁ、うん。ゲームやめなきゃ友達でいられない友達は友達じゃないと思うんだよって暴論を唱えてみたり。

 まぁ、誰それのお誕生日パーティーだとかクラスで遊ぼうだとかはさすがに参加するけどね。

 そこまで私もメンタル強くない。

 その点悠人様は今日も律儀におホモだゲフンゲフン、お友達とのんびり帰宅するようだった。

 あのお友達はβテスターらしいから悠人様もいい顧客を確保してるんじゃないかな。

 あのガタイはどう考えても大盾もってタンクか大剣持っての火力馬鹿かだと思う。どうにしろ金属装備系でしょ。


 まぁ、そんなどうでもいい話達は全部置いといてログインしよう。

 ...向こう今何時だろ。

 まぁ、入ってからでいいや。

 ベッドにダイブして機械をかぶってVR世界にゴー!




「ん...。」


 ログイン先は昨日と同じ噴水広場、の隅っこの木の上。

 街中でログアウトすると、再ログイン時にその場所にそのまま出現するらしいから変に人にぶつかったりしないように念のため木の上でログアウトした。


「よしっ!」


 ぴょんっと木から飛び降りて、冒険者支援ギルドに向かう。

 冒険者支援ギルドっていうのはなんかクエストとかを発行してるわけじゃなくて、素材の買取や、生産スペースの貸し出しなどをやっているシステム的な便利屋さんって感じかな。

 今日はそこでパーティメンバーを探したいと思います!

 いやねー、ソロも悪くはないんだけど基本的にパーティのが楽なのよねー。バフにヒールに肉壁(タンク)ね。

 その代わり人間関係だとかヘイト管理のために火力調整だとか素材の分配だとかも必要になってくるけど、よほどの外れパーティに当たらない限りパーティを組む方が得だと私は思ってる。

 ちなみに昨日組まなかったのはある程度強くなってからのがよかったから。

 初めは大体ソロのが効率いいからね。



 というわけで到着。

 結構な人がパーティ探しをしてる模様。

 まず、キモい男がいるとこは論外。

 男だけのとこも嫌だ。

 別の女の子が姫プレイしてるとこもやだ。

 そこら辺は大概めんどくさいことになる。

 まぁ、とりあえず新しくとるスキルのことでも考えながら良さげなとこが見つかるまで座ってのんびりかな。



 新しいスキル、一つは【ステップ】の進化先の【軽業】でいいかな。

 もう一つ【ステップ改】って正統進化っぽいのがあったんだけど、【軽業】のが私に合ってそうだからこっち。

 これで残りスキルポイントは29、どうしよう。

 ちょっとだけ掲示板を覗いてみたんだけどどうも30レベルで転職があって取得可能スキルが増えるらしい。

 あと6レベ我慢してためておくか今スキルを取るか。

 まぁ、取りたいスキルが出るとも限らないし無理に我慢しなくてもいいんだろうけど。

 あ、ちなみに掲示板のパーティ募集も確認したけど微妙だった。


「ごめんなさい、ちょっといいかしら?」


「ん、なんですか?」


 スキル画面から顔を上げるとテーブルの向こう側に1人のお姉さん。


「誰かを待ってたりする?」


「うーん、パーティメンバー探し中なんで待ってるといえば、いいパーティさんとの出会いを待ってますね。」


「じゃあ、今はソロ?」


「はい、そーです。」


 良かった、とほっと一息つくお姉さん。


「ねぇ、物理アタッカーさんよね?私と、正確にはあと3人いるんだけど、パーティ組む気はない?」


「そうですね。えーと、パーティメンバーさん達と会わせて貰えないとなんとも。」


 装備を見ればやっぱそれぐらいはわかるよね。

 さっき魔法使いとヒーラー募集とか言ってたパーティが鼻の下伸ばしながら私に声かけてきたときはびっくりしたけども。

 いろいろ馬鹿なんじゃないかな。

 このお姉さん、悪い人ではない気がするし、多分まともなパーティさんなんだろうけど念のためね?


「えぇ、もちろん。呼んでいい?」


「あ、どうぞどうぞ。移動します?」


 私が座ってたのは端っこの2人席。

 ここで顔合わせをするにはちょっと狭いでしょ。


「そうね、じゃあちょっと待って頂戴ね。」


 メンバーさんに連絡を取ってるであろうお姉さんとちょっと真ん中の方の大きめの円卓に移動。


「ん、すぐに来るって。あと3分ほどかしらね。」


「りょーかいです。」




「来たよ。その子が見つけたっていう子?」


「えぇ、そうよ。とりあえず座りなさいな。」


「おぉ...、女の子だねっ。」


「これは俺らの地位がさらに下がりそうだな、シン。」


「こら、怖いこと言うんじゃない、バル。」


 正統派の剣士っぽい男の人とヒーラーっぽいローブの女の子、ごついヒゲのおっさんがきた。

 すっごいバランス良いね。


「これがうちの残りのパーティメンバーよ。とりあえず自己紹介からしましょうか。」


 お姉さんの指示のもと、顔合わせが始まった。



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