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8話初めて女の子と食事するけど無職

宿場<食堂>


ヒナ『すみませーんおかわり』

凄い勢いで食事をするヒナ

どれぐらいスゴいかっていうと三日間ぐらいなんも食ってねーんじゃなーかってぐらいスゴい

まるで王道主人公気取りかってぐらいすごい

京介はゲッソリしていた


ヒナ『あんた全然食べてないじゃないの?食欲無いの?まさか胃腸でも壊した?』


京介(壊れそうなのは胃腸じゃなくて俺の通帳だっつーの!金足りるかな…)


京介『いやー今日は初めてゴブリンと戦ったからさ…ヘトヘトなんだよ…』


ヒナ『あんなのでいちいち疲れてちゃこの先やってらんないわよ』


京介『でも人型だから…なんかやりにくいんだよな…罪悪感と言うかなんというか』


ヒナ『人の頭を防具でぶん殴った男がそんなこと気にするなんてね』


ヒナは嫌みっぽく言った


京介『…デザートとかどうですか?』


ヒナ『いいのー!やったー!』


嬉しそうな顔をしながらデザートを注文する

ヒナ

こうでもしないといつまでもネチネチ言われそうだからデザートで機嫌が直るなら

安いもんだろうと京介は思った


しばらくするとデザートが来た

ぱっと見はケーキのようだった

赤い果実が沢山のっている


ヒナはそれをムシャムシャと美味しそうに

食べる


京介(こうして見てると黒の剣士だと恐れられた人間には見えないよな)


冷静に考えればヒナは京介と同い年か少し年下ぐらいだろう

いわば女の子なのだ


京介(ってまてよ…冷静に考えればこの状況はデートって奴じゃないか!?)※違います


京介(よくよく考えたら女の子との食事って初めてだな…どんな会話をするのが普通なのだろうか…なんかさっきからゴブリントークに花を咲かせちゃったけどこれは間違ってるよな)


女子と会話がしたことのない京介は

悩んでいた

やはり好きな食べ物を聞くのが

無難だろうか…

いや!でも好きな食べ物どか聞くと注文して

上げなきゃいけない雰囲気になるしな


好きな異性のタイプとか?

でもさすがにそれは踏み込み過ぎか…


もっと広げやすい話題がいいよな…


あ、そういえばネット情報で

女子は服とかを褒められるのが好きって書いてあったな

この作戦でいこうと決めた京介


京介『ヒナのその服結構可愛いよね☆』


ヒナ『あ…そう』


京介『うん…』


会話が続かねー!

この女会話続ける気ねーだろ…

普通そこは


妄想ヒナ『な、なにいってんのよ!バカ//』

って顔を真っ赤にするのが常識だろ!


それぐらいサービスしてくんねーと

人気でねーぞお前!

そんなんでヒロイン務まると思ってんのか!


と心で叫ぶ京介であった


そんなことをやってる間に

ヒナ『あーお腹一杯ごちそうさま』


京介『どういたしまして』


食事が終わったので会計をすませる

京介


外に出ると真っ暗になっていた


京介『んじゃえーと気を付けて帰れよ』


ヒナ『ちょっと待ちなさいよ!ア、アンタこの後…暇?』


モジモジしながら上目遣いで

なにか言いたげなヒナ


もしかして!これは!?

お泊まりイベントか!?


京介はスーパーハイテンションになった


京介『もちろん!暇だよ!』


ヒナ『さすが暇人ね…そんなに暇ならゴブリン一匹ぐらい倒せるように鍛練すれば?』


ヒナ『じゃーね』


ヒナはそう言うと帰っていった…


京介(…え?)


京介(ちょっまって…え?…ちょっとよくわからないんだけど…)


京介(なにしたかったんだ…あの女…あの腹黒剣士め!)


京介(つか我…主人公ぞ?異世界ものの主人公はモテモテハーレムが基本だろ?)


後半はショックのあまりおかしな言動をし始める京介

京介『チックショォォォ!!!』


っつーわけで8話も終了です


京介君は挨拶されるだけで勘違いしてしまうほどピュアな男です


京介君は果して異世界でハーレムを築くことができるのでしょうか


次回もとりあえず

外に出て適当に戦わせようと思います














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