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7話初めてのモンスターとの戦闘だけど無職

始まりの町


京介『あー大変だったなぁ』


京介『訓練が終わった後は「あの黒の剣士を防具で殴り倒した男」として一躍有名になっちゃったからなぁ…』


別に有名になること自体悪い気分では

無かったが

そのあとギルドの勧誘されまくって大変だったのを思い出す


京介『まぁ結局どのギルドに入るか決められなくて全部断っちゃったけど…まぁいいか』


京介『あ、そうだ!ラルカに連絡してみるか』


ゴソゴソと右ポケットから白い石を取り出す

京介


京介『もしもーしラルカさーん?』


ラルカ『どうしました?』


京介『とりあえず冒険者になったはいいけどこれからどうすればいいんだ?』


ラルカ『あー…んじゃぁ冒険者っぽくモンスターでも倒しにいけばいいじゃないですか東門から外に出れますよ』


京介『その手があったか…んじゃそうするよ』


ラルカ『くれぐれも奥には行きすぎないように気をつけて下さいね~死なれるとあと処理が面倒なので』


京介『あ…うん』

(心配してくれるわけじゃないんだな)


ラルカ『不安ならパーティーでも組めばいいじゃないですか?』


京介『察しろよ…』


ラルカ『あー京介さんにはお友達がいないんですねー(笑)』


京介『まぁ知り合ったやつならいるんだけどさ…冒険者になったから両親に報告に行くらしいんだよ。だから今日はソロかな』


ラルカ『あーなるほどそれはお気の毒に』


ラルカ『まぁ私も暇じゃないんでそろそろ失礼しますね』


通信が切れた…

相変わらず薄情な女だと京介は思った


京介はラルカに言われた通り東門に向かうことにした


<草原>


東門から出ると見渡す限り草原が広がっていた空気もとてもキレイだ…

こんなところにモンスターがいるなんて

信じられない

とりあえず散策してみるか


京介がしばらく歩いていると


京介 (ん?あれはモンスターか?)


京介の視線の先には

尖った耳

ものすごく高い鼻

緑色の肌

ボロボロの布切れみたいのを纏っている

まんまゴブリンがいた


京介 (あれを倒すのか…二足歩行だし人型だからなんかやりづらいな…こちらにはまだ気付いてないし、いきなり後頭部とか殴っても平気なんだろうか…やっぱ挨拶とかしたほうがいいよな? )


初めてみるモンスターにパニクりまくる

京介


おそるおそる…ゴブリンとの距離を詰めていく


京介(ん?まてよ?ゴブリンって何語をしゃべるんだ?これじゃ挨拶できない…!?)


そんな下らない事を考えていると…


ゴブリンと目があった

焦る京介…

どちらも動かない状態が続いている


京介『ボ、ボンジュール…』


ゴブリン『…』


京介が挨拶をして気まずい

沈黙が三秒ぐらい続いた次の瞬間…


ゴブリンが一気に飛びかかってきた


棍棒のようなものを振り回して距離を詰めてくる


京介はテンパりすぎて


京介『うわーゴメンナサイ!』


なんとか謝罪しながら棍棒をかわす


ゴブリンに謝罪する冒険者なんて中々いないだろう


ゴブリンは体勢を立て直し

また奇声をあげながら襲いかかってくる


棍棒を振り上げて思いっきり脳天めがけて

降り下ろしてきた


それをなんとか防ぐ京介


防ぎながら必死に京介は…


京介『話合えばわかる!とりあえず落ち着こう…な?な?』


とゴブリンに対して説得していた

もちろん通じるはずもないのだが


すると後ろから


???『なにやってんのよアンタ…』


京介は振り向けないので


京介『ちょっ助けてこの人?話を聞いてくれないんだ』


???『ハハハハ…あんた…ちょっと…ハハ…腹が痛い…ゴブリンと話し合いって…バカじゃないの』


後ろの女は大分爆笑してるようだ

笑いすぎて息づかいが荒くなってるのがわかる


京介『とりあえずなんでもいいから助けてくれ!』


???『アンタの実力ならそんなやつ余裕でしょ?』


京介『実力もなんもまだ駆け出し冒険者ですから!まだなって一時間くらいの駆け出しですから』


???『ふーん…不意を突かれたとはいえ私を倒したあんたがねぇ』


…?倒した?何を言ってるんだこの女は…

京介は少し考えた後に思い出した!


京介『あー!黒い剣士の人ですか!』


???『失礼ね!私にはちゃんとヒナって名前があんのよ!』


京介(意外と名前可愛いんだな)

『じゃヒナさん!早く助けて下さい!そろそろ俺の腕も限界に』プルプル



ヒナ『えー…どうしようかなぁ』


京介『ちょっマジで飯でもなんでも奢りますから』プルプル


ヒナ『え?ホント!?』


京介『だから早くー』プルプル


ヒナ『仕方ないわねー』


京介の背後からヒナは

一瞬でゴブリンのところまで間合いを詰め

ゴブリンの首をそのまま切り捨ててしまった


切り捨てられたゴブリンの首は無惨にも

地面に転っている


京介『グロい…』


ヒナ『まぁそんなのいちいち気にしてたら冒険者なんてやってらんないわよ♪戦闘したらお腹も減ってきたしご飯でも食べるわよ』


京介『あ…はい』


ヒナ『てかなんでアンタいちいち敬語なわけ?この私を倒したんだからもっと堂々としなさいよね!』


京介『それは…なんといいますか…』


ヒナ『とにかくタメ口でいいわ!あと名前も呼び捨てでいいから!反論は認めない!』


京介『は…はぁ』


ヒナ『とにかく町に戻るわよ!』


京介『わかったよ…』


こうして京介のモンスター実戦デビューは

幕を閉じた







はい7話終了とうとうヒロインポジション

現れました


黒剣士さんことヒナさん

最初は寡黙なキャラも悪くないと思ったのですがそれはそれでつまらないので

強気なキャラにしました



まぁお粗末な文面ですが

とりあえず目を通して頂けると幸いです






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