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12話戦闘しちゃうけど無職

<闘技場>

京介はまず受付に向かった

受付嬢が向かえてくれる

訓練場の受付嬢とは違い

服装は露出が多く

胸はバインバイン

なんていうか全体的にエロい雰囲気だった


京介『あのー選手登録したいんですけど』


受付『選手登録ですね!ではこの書類にサインをしてもらうだけで結構です』


そういうと受付嬢は一枚の紙を持ってきた

ここでなにか命に関わる重傷を負ったとしても責任は自己責任となります

的な内容だった

とりあえず救護係もいるし

そこまでの事になることは極稀のようだが

念のためということで

京介は言われた通りサインをした

受付嬢『では闘技者カードを発行しますので名前と年齢だけ教えてください』


京介『藤井京介18才です』


京介は職業を聞かれなかったので

内心ほっとしていた


受付嬢『闘技場カードの発行には少々お時間を頂きますがよろしいですか?』


京介『あ、はい』


そういうと受付嬢は奥の部屋へと入っていった


・・・20分後


受付嬢『すみませんお待たせしました

これが闘技者カードになります』


渡されたカードをみると

藤井京介18

ランクF

と書いてあった


大分質素な作りではあるが

受付で聞いた話によると

ランクが上がるごとにカードの作りも豪華になっていき

賞金もどんどんあがっていくらしい

とりあえず京介は対戦の申し込みも

ついでにしてしまうことにした


すると受付嬢に番号札のような者を渡されて準備室で待機してろとのことだった


番号は78番…

なんか微妙な数字だなと思いつつ

準備室へと向かった


中に入ると絵に書いたような屈強な男どもがわんさかいる…

中には種族が違うであろうやつらもいた


当たり前か…ここは闘技場なのだから


京介は腹をくくった


しばらくすると


変なオッサンに


『おい次78番だ!バトルフロアにコイ!』

と言われる京介


おそらく闘技場の関係者なのだろう


言われるがまま

付いていくと

見たことある場所に連れてかれた

正確にはすごく酷似しているだけなのだが


訓練場の闘技場を広くした感じだ

だが明らかに違うのは活気である

さすが本場の闘技場


バトルフロアに出ると

対戦相手は既に目の前にいた


女だ…!

髪の色は赤い

髪型はショート

そしてなにより気になるのが

尻尾が生えており獣の耳のようなものがついていた


京介(まさかコスプレじゃないよな…おそらく獣人族と言ったところか)


冷静に目の前の相手を分析する

京介


武器は大斧


体格はそんなに良くないが

獣人族なら身体能力はとても高いだろう

力勝負は避けたいところだな


審判『では試合を始めるぞ準備はいいな!』


ちなみにルールは訓練場の時と同じ殺さなければなんでもアリだ


審判『では始め!』


いきなり獣人族の女から仕掛けてきた


獣人族の女はいきなりジャンプしたのだ

ジャンプといってもコイ●ングのような

ピョンピョンしたジャンプではなく

竜騎士のジャンプのようなたかい跳躍

助走もつけないで5、6メートルは

跳んだだろうか…


さすがに愕然とする京介


次の瞬間斧を振り下ろし一気に急降下してきた


横に前方回転してかわす京介

京介(当たったら即死レベルだろ…だがきっとこいつの本命はこの攻撃じゃない!)


スゴい衝撃で落ちてきたから砂煙で

視界が奪われる京介


京介(なるほど本命はこっちか…だが視界が悪くなるのは向こうも同じはずだが…)


次の瞬間砂煙から獣人族の女が飛び出してきた

正確にこっちの位置を把握している

恐らく獣人族というほどだから

嗅覚も発達しているのだろう

匂いで判断したのか?聴力も発達してるから音だろうか…あるいはその両方か


腹に掌底を食らう京介


京介『ガハッ…』


腹にスゴい衝撃が走る

京介は5メートル吹っ飛ばされた


腹にモロ掌底を食らったので

呼吸すらままならない状況


ゲホゲホと立ち上がろうとした

京介に追い討ちを仕掛けてきた獣耳の女

なんとか転がり追い討ちをかわす


京介はなんとか呼吸を整え

体勢を立て直す


京介(動きはかなり俊敏だが見切れない早さじゃないヒナの剣にくらべればそこまでのレベルじゃないだろう)


京介(だが大斧となると一発で致命傷になりかねん…さてどうしたものか)


京介はとりあえず間合いを詰める

そして一気に斬りかかる


アッサリ防がれた


京介(まぁフェイントも無しじゃこうなるわな…本命はこっちだけど)


攻撃でガードを上に上げさせた

京介はがら空きになった腹に前蹴りを入れる

防具にも肉体強化打ち消しが付いてるなら

おそらく靴にも付いてるだろう


前蹴りはそこそこ効いた

みたいだ


相手はヤバイと思ったのか大きく間合いを

とった


京介はそのまま逃がさず間合いを詰める


闘技場の砂を手に取り

そのまま相手の目に向かって投げつける


ヒナの時は失敗したが

砂での目潰しはかなり有効だ


相手はバックステップしながら

砂で目潰しをされたから

体勢が崩れた


京介はそのまま後ろに回り込み

木刀で首を締め上げた

本当は腕でやりたいのだが

上半身はノースリーブなので

腕には魔法打ち消し判定が無いのだ


完璧に絞めが入った

獣人族相手に打撃で無力化させるのは

キツいと判断したのだ


絞め技は

どんなに丈夫であろうと

脳への酸素の供給を遮断してやれば

意識をシャットダウンさせることができる


そのまま絞め上げているうちに

相手は意識を失った


すると同時に

審判が止めに入り


審判『そこまで!勝者78番!』


京介はそのあと受付に戻り

賞金を受け取る


賞金は6万ゴールドだ


宿が一泊20ゴールドだから

そこそこもらえたんじゃないだろうかと

ご機嫌になる京介


命の危険もあるから当然っちゃ当然なのか


Fランクでこんなにもらえるなら

もっと上のランクはどれぐらいもらえるのだろう…

京介は期待に胸をふくらませながら


今日は宿に帰った



12話終わりました

書きながら京介君のことを

魔法を全く使えない設定にしたのは

ハードル上げすぎたかなって思いました


まぁとりあえず一勝できた

京介君


果たして順調にランクをあげることは

できるのでしょうか










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