表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/25

帰り道

二人の家は近所にある。

そのため、一緒に帰ることが多い。


「そういえば、今日の部活レイナいなかったよな~。」と、夜空を見上げて話すケイスケ。


「あぁ、なんか用事あるって言ってたぞ。」


「へ~。…はあっ?!なんでお前が知ってんの?」と、なぜか慌てるケイスケ。


「なんでと言われても、部長だから当たり前だろ。」というシュンの言葉に、ケイスケは、(ハッ!)となり「そりゃそうだ…。」と言って、落ち着きを取り戻した。


なにかを察したシュンは「レイナって、彼氏いないらしいね。」と嘘を付いた。


そうすると、やはりケイスケは「マジで?!」と、食い付いてきた。


「ウソだよ!」と答えると、からかわれたことが分かったのか、ケイスケは「シュン!!」と叫び、冗談混じりに腕で首を絞めた。


「ごめんごめん。」とタップしているシュンに、「じゃあ、お前も好きな子を言え!」と迫るケイスケ。


「はあっ?なんで俺が言わなきゃいけないんだよ。」と慌てるシュン。


「じゃあ小学校のとき、お前が好きだったあの子に、伝えちまってもいいのか!」という言葉に、観念したのか「わかった!言うから。」と顔を真っ赤にして答えた。


ケイスケはシュンを解放し「じゃあ、教えてもらおうか。」と、ニヤニヤしている。


シュンは少し考えてから「別にいない!」と答え、走り出した。


「おいっ!!…逃がすかよ!」とケイスケも後を追った。












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ