another pair: My Plan is Broken by friend.
異世界転生して、無双しようとしたけど上には上がいて、ライバル兼友人として付き合い続けていたけど、彼女斡旋しようとしてわからせられる話。
⚠️無断転載禁止!
なろうとピクシブでしか作者はこの作品投稿現在は投稿してない。
ライバル友人の幸せ願ってお見合い斡旋しようとしたらわからせられました。
「ターゲット、指定のバス停に近づいて来ました」
眉間に貼り付けた振動型インカムから連絡がくる。
この体には前世の人間の耳はない。
代わりに全身が耳となる。
「よしそのまま、あと数分でその辺りは天気予報じゃ、もうすぐ大雨だ。電子機器のスマホ持ちのあいつがバス停から離れられまい。奴の好みの話題叩き込んだな」
「は!ヴィオル様の好み全て頭に入れました。このご縁を恵んでいただいたチア様に感謝です。」
嬉しそうな声、振動が伝わってくる。
自分の持ってるいる前世の人間デザインほぼパクリのスマホが振動する。
『ユーアイ、指定のバス停に着いたけどまだか。また、寝坊か?家に迎えに行くぞ』
とメッセージ通知が表示される。
『悪い悪い、今向かっている途中。もう少しバス停で待ってて』
俺はすかさず即レスする。
前世の人間の体と比べて倍ある十本の手足は便利だ。
あいつに斡旋しようとしてる女子イカと接触型インカムで連絡をとりつつ、あいつのメッセージにも返事できる。
異世界転生したと思ったら、人間が絶滅した。、イカやタコが文明を築いていて、タコの姿に俺はなっていた。
幸い俺は頭が良かった。
そしてアドリブができる男タコだ。
転生したのだから俺かしけぇええをやりたかった。
そう思った時上から銃弾を叩きつけるかのような土砂降りの大雨が降ってきた。
「バス停見えずら。あの時もこんな大雨だった」
近くのガラス張りのカフェのテラス席から二人を眺める。
大雨の勢い強すぎるせいで二人の会話聞き取りづらい。
ただでさえリスニングは少し苦手なのに。
なんか胸から何か抜き取られているような気がした。
雨でよく見えないが二人の距離が近づくたびにだ。
なんとなくで場所代として注文したわかめのサラダを腕の根元にある口にかき込む。
イカやタコにとって雨や大雨は、前世の晴れに等しい価値がある。
名門の一貫校の小学校入試の合格発表、主席と次席が読み上げられる。
そこで、外の土砂降りの音を煩わしいと思いつつ、ワクワクを主席と呼ばれるのを待ち侘びていた俺は叩き落とされた。
「主席、ヴィオル・ベック、本校の入学、、、」
そこから我慢して聞いていた校長の長ったらしい話が頭に入らなくなった。
俺の隣の席に座っていたイカの男の子がすっと頭を立てて触腕を2本にまとめて、壇上に登っていくのが見えた。
入学式の列の並びは、試験の成績順だった。
後で親から二番目でもすごいことを褒められたけど、全然頭に入ってこない。
前世人間だった時の意識が、人間よりバカなはずのイカやタコに負けたことがまだ悔しかった。
前世の言葉の知識が邪魔して、イカタコの言語、リスニングに少し問題があるから、成績が下だったのかと真剣に悩んだ。
前世持ちとバレたくない。
異常なものとバレなくないから必死に言葉を勉強した。
前世の記憶に引っ張られて言葉に不自由してる他の前世持ちたちみたいになりたくないと必死頑張って言葉も覚えていた。
そこから、6歳のタコにしてはよく話せるようにもなったはずなのに。
ムカついて、突っかかって、勉強や運動、ゲームで対戦しているうちにいつのまにか奴の中では俺は友人とカテゴライズされた。
『ターゲットがバス停から抜け出しました。この大雨だと電子機器良くないと止めたけど、防水仕様だと言ってバス停から出ました』
振動型インカムが、全身を震わすかよように震えて伝えてきた。
大雨の下、屋根付きのバス停からヴィオルが抜け出してこのカフェにまっすぐ地面を泳ぐかのように高速で這いながら矢のように近づいてくるのが見えた。
穏やかな動きではなく、怒りが滲んでいた。
あの動きは、俺のリスニングが苦手な事を他のやつにバカにされた時に、もっと難しい言葉をバカにした奴らに話しかけていったときとそっくり。
俺が会計して逃げようとした時にはもう、ドアが壊れるような勢いで開けて、ドアベルをガランガラン鳴らして入ってきた。
「はぁ、ヴィオル、お前女の子を一人バス停に置いてきたのか?!こんな大雨の中で、俺なんて置いてデートでも行けばいいのに」
俺は会計を済ませた身だ。
こいつの脇?さあすり抜けることができたら、あとは外だ。
明日からこいつとの関係や説明、そんなもの逃げ延びてから考える。
「はぁはこっちのセリフや。さっき出会うたばかりの知らん女イカの心配なんてするか?なんか最近妙に周りに変な女イカタコが増えたかと思えば、貴様のせいか、ユーアイ・チア」
全身を震わすかのような低い声で逃げるまもなく、長い二本の触腕を俺の腕に絡ませてきた。
「お客様、当店では」
おっ、会計の定員さんタコから注意か。
少し修羅場になりそうだし、店から出てとかか、
注意された隙に俺は逃げる!
「話し合いが必要な方々向けに個室が有りますが少し高いメニュー買っていただけたら利用できますよ。
もちろん、『話し合い限定』で」
違った。
むしろ、地獄への案内だ。
「はい、もちろん利用します。」
ヴィオルの嬉しそうな声の返事が遠くから聞こえた。近くにいるのに集中しないとちゃんと聞こえない。
俺は『計画』失敗でどんと沈むような絶望と自分を優先してくれた歓喜がごちゃ混ぜになったラメ入りの黒い絵の具見たいな感情になった。
触腕に捕まったまま個室に連れて行かれて、テーブル挟んで向き合って座った。
色々とごちゃごちゃ言われていたけど、俺の体はラメ入りの黒絵の具のような気持ちに邪魔されて、声が感じれなかった。
それに気づいたヴィオルは、ため息をついた様子で防水性のスマホに文字を打ち込んできた。
べちべちと短い方のイカの足がスマホ画面を叩く音がする。
『でどうしてこんなことした』
「お前の幸せのため。俺みたいな男タコとずっといるより、女の子のイカやタコとわちゃわちゃする方が楽しいはずでしょ。ダンスパーティも近いし」
ほんと、入学してから主席と次席でクラスもずっと一緒で、ムカついた俺が毎日勉強や勝負かけてきた。
そのせいで、学園祭の最終学年限定のダンスパーティ間近だってのに、お互いパートナーすらいない状態。責任を感じだ。
おれは当日はなんか体調崩したとかで欠席する予定だった。
より強くベチベチとスマホの画面を叩いて文字が打たれる。
『貴様の勝手な考えで、こっちの幸せ。決めんといてくれや』
俺に巻きつく長い触腕がきゅっと体を締め付けてくる。
「ダンスパーティ、そんなもん。ユーアイとダンスバトルしたらいい。一体何で勝負する?観客の歓声それとも、投票にするか?
私が負けたら、貴様は何がしたい。
私が勝ったら、貴様に何をしようか。
私と対戦するの貴様は好きやろ。」
ヴィオルの長い2本の触腕が緩み、ぬちゃぬちゃと音を立てて、俺の腕に擦り合わさせる。
いつも腕相撲とかの擦り合わせ方と明らかに違う。
『それとも、私の眼と腕をすり抜けて出会ったあの女イカみたいに知り合った女子がパートナーになってたりするのかな?なってないよね』
緩んだかと思った触腕が、締まり、目隠しをするように目の方に這ってきた。
眉間の方でピタリ止まる。
待ってそこはタコの弱点、疲れたら死ぬ。
ぷちゅりと触腕の先の大きな吸盤が眉間に張り付く。
ぢゅうと眉間に吸盤が張り付く感覚に恐怖から馬鹿正直にぼっちであること答える。
「な、ない。当日休もうと思っていた」
そもそも、見た目イカタコをそんな対象には見れない。
「なら、よし、当日は対戦相手として出席しよな」
ベリリと吸盤が振動型インカムごと剥がれる。
「向こうの君も、ユーアイの言ってることほんとだよね。」
奪ったインカム越しに、今回斡旋しようとした女イカの子に真実確認してきた。
『本当です。ヴィオル様のこと好きでしたが、もういいです。学園祭での二人ダンスバトル楽しみにしてます。』
インカムの向こうの女イカの声は震えた様子だった。
それを最後にインカムの通信が切れた。
「だってさ、一緒にダンスバトルの練習がんばろな」
机の下をくぐり、ぬるっとヴィオルは俺の隣に来て、集中しなくても伝わるくらい密着して声の振動を伝えてきた。
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