02 ばいばい
主人公由也が、兄ちゃん 兄ちゃんうるさいかもです。
若干ブラコンチックですが、見逃してください。
何日か経って、兄ちゃんはもう笑ってくれなくなった。
少し前まで、笑っていたのが信じられないほど呆気ない終わりだった。
「兄ちゃん、兄ちゃん!また元気になるよね?!ねえっ」
ベッドに力なく横たわる兄ちゃんにすがりつく僕。兄ちゃんが頬に手をそえてくれた。
その手は、冷たくて震えていた。
「ゆう…や、傍にいてあげられなくて、ごめんね……?」
「やだよ!謝んないでよっ!」
謝られたりしたら、兄ちゃんが本当に死んでしまいそうで、怖くて頭をメチャクチャに振った。
兄ちゃんが、なだめるように笑う。
「由也、辛くても生きて……、幸せになって……。」
「がっ、頑張る……!」
頬にあった手を強くにぎった。
「いい子、由也。大好き…だよ……。」
「僕もっ」
僕の手を弱い力でにぎりかえしながら、兄ちゃんは弱々しく笑った。
兄ちゃん表情が、フッと変化する。
「できたら、もっと、生きたかった…なあ……」
ぽつりと呟いて、兄ちゃんは目を閉じた。
頬にあった手が、するりとすべりおちる。
一雫の涙が、僕の目からこぼれおちて、頬を伝う。眠るような兄ちゃん顔に、涙が落ちた。
「ばいばい ありがとう」
その声は、しんとした部屋に小さく響いた。
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今回の話は、凄く短いですね……!!
やばいです。
つまらないとは思いますが、読んでくれた方には本当に感謝いたしますっ!!
また、アドバイスなどをもらえたら嬉しいので、書いてくれたら光栄です。
後書きまで日本語がメチャクチャでスイマセン。
まだまだ、最終話は遠いですが、よんでやってください(^-^)