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ミスター・イッキュー、橋を渡る
ある日、ミスター・イッキューがストリートを歩き下っていると、大きな橋が川にかかっており、そして立て札がそのそばにありました。
立て札はこう言っていました:あなたはこの橋を渡ってはいけません
ミスター・イッキューは立て札を読み、何度かうなづき、そして歩いて橋を渡っていきました。
すると、ひとりの男が現れて言いました。
ヘイ、ミスター、あなたはこの立て札が言っていることが理解できないのですか?。
イッキューは答えて言いました、
はい、わたしは理解しています。
その立て札はこう言っております:あなたはこの橋を渡ってはいけません。
よって、わたしはこの橋を渡ったのです。
男はたいそう驚いて言いました、
オー、あなたはクレイジー。
でも、わたしはわかりました。なるほど、これが彼らの言う"禅"というものなのですね。ソー、まさにこれこそが禅ってもんです。
そうじゃないですか?
その男は彼に可能な限りすぐにすべてを捨てて出家し、そしてその後、禅のマスターになったそうです。
(おわり)
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次回をお楽しみに。
₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎