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いきなりバディ学園!  作者: らいず
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 わたしは…、やっぱり、変わらないと…。もう、小さな子どもじゃないんだもん。

 ……それに―。


 よし、再確認しましょう。

「まずはこの後、前と同じ時間に待ち合わせ。本題に入る前に遊ぶ。頃合いを見て…ちゃんと話す」

 うう…計画立てたりとかは苦手。だからって、行き当たりばったりで上手に出来るわけでもないし…。

 とりあえず…、いい加減服を決めないと。

「この前は、ちょっと浮いてた気がするし…。確かに考えてみれば、別に恋…人じゃないんだから、ラフな格好で行くべきよね。そう友達と遊ぶ時みたいなー……」

 高校に上がってから、行った事無いからわかんない…。ラフって何? 最近の女の子って、どんな格好で友達と遊びに行くの?

「と、とりあえず…とりあえず…スカートは止めて、パンツで…。で、でもあたし長身じゃないし、あんまり似合わないし……うああああああん!」

 もう! 質問箱みたいな掲示板も当てにならないし!

 意識してる男性じゃないなら、いつもの普段着で良いって…。そのいつもの普段着が! わかんないんじゃない! あたしの普段着って、絶対普通じゃないと思うし…。どんな服装か聞いたのに…。仕方ないじゃない。そういうの聞ける相手が居ないんだもん。お姉ちゃんは…ちょっとあれだし…。

「むぅ………あっ!? 今何時!?」

 えっと…いけない! 今から出ても30分前にしか着かない!

「か、かばん…ああ服に合わせようと思って決めてないっ」

 も、もう迷ってた選択肢のどれかで行くしかない。

 なんだっけ? どうすればいいんだっけ?

 た、確かそう…普段着。普段着で…でもあれ? うう…。

「ああもうっ! これ! これに決めた!」

 走るのにもちょうどいいし!


 電車を使って、平城に教えてもらった待ち合わせ場所へ向かう。そこへ行くのはこれで二度目だ。

「ん…ん……」

 改めて自分の服装を確認してるけど…。本当にこれで大丈夫かな。子供っぽすぎる…?

 ………。

 …? あれ、ちょっと待って。違う…。気にしないといけないのって、服とかじゃなかった気が…。

「…っあ――」

 思わず大声を出しかけたところで、両手で押さえ、何とかそれを飲み込んだ。

 ちょっと漏れちゃったみたいで、周りの人が何人かこっちを見てる。恥ずかしい…。

 でもそうだった。今日はあたしの……わたしの事を話す。それで…もう一度ちゃんと、謝りたい。

 どうやって切り出そう…。勝手にそれっぽい雰囲気に…、ならないかな…。

 ってだめ! 何弱気に…それを変える為にも、ちゃんと話して謝ろうって決めたのに…!

 …で、でもでも、最初はほら、いつものあたしでいく予定なんだから。

 だから…うん。


 駅の9番出口を出てすぐが、目的の待ち合わせ場所。待ち合わせまでは…あと30分無いくらい。

 よし、居ない…大丈夫。今日は遅くなっちゃったから、向こうがまだで良かった。

 ……ふー。

 あたしは、強い。

 先手必勝、ぶっころ。先手必勝、ぶっころ………。

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