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東方幻人録  作者: ポカ猫
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第26話 果し合い前編

お待たせしました!

昨日は更新出来なくてすみませんでした。

後、今回はいつもより文字数が少なくなっています。


では、本編をどうぞ!

「義人、行くわよ」

「はい、分かりました」


 約束の時間まで1時間をきった辺りで、レミリアさんが迎えに来てくれた。


「絶対に勝ちなさいよ?」

「分かってます……」


 他の紅魔館メンバーも集り、人里に向かった。




 人里に来ると、妖夢さんや魔理沙さん、アリスさん達が寺子屋の前に集まっていた。

 空を見ると、文さんエルさんを中心とした天狗の皆さんが、上空から俺のことを眺めていた。


「すごい人だかりですね。何かあるんですか?」

「皆、あなたの果し合いを見に来たのよ」


 レミリアさんからここに集まっている人達は皆、草履屋から招待状を貰った人達らしい。

 招待状の内容は…… まぁ、そんなとこだろうとは思ってたよ……


「レミリアさん、こんな高価そうな着物を着てしまってもいいんですか?」

「いいのよ別に、今日はあんたが主役なんだから」


 俺は今、白玉楼で貰ったいつも着ている着物ではなく、レミリアさんが用意してくれたいかにも高そうな、蓮の葉が描かれた着物を着ている。


「怖気付かずに来たみたいだな妖怪もどき」


 声が聞こえた方を見ると、刀を腰にさした草履屋が立っていた。


「俺はこの里の中で1番の剣術の使い手だ、妖怪や巫女を味方につけてるようだが、今日俺が貴様をここで始末してやる!」

「こっちだって、まだお前が文さんに謝るのを聞いてないからな、何がなんでも謝ってもらう……」


 相手は俺のことを殺しに来ると思うが、俺は人を殺すことはしたくないからみねうち程度にしておくか。


「まだあんな事を根に持ってるのか、妖怪なんだから女なんて関係ないんだよ!」


 その瞬間、草履屋の首筋を斬撃が掠める。


「なっ……!?」

「学ばない奴だな、次は当てるぞ?」


 草履屋の体から汗が吹き出したのが見て分かる。


「義人……さん?」

「義人が人に敬語を使わないところなんて初めて見るな……」


 妖夢さんと慧音さんが驚いた表情をしていた。


「この野郎!人のことを小馬鹿にしやがって!!」


 そう言って草履屋が俺に斬りかかってきた。


「心が乱れてると当たるものも当たらないぞ?」


 連続して繰り出される斬撃を軽くかわす。


「妖怪もどきが俺に指図するんじゃねぇよ!!」


 草履屋が大きく振りかぶった瞬間に刀を逆刃にし、草履屋の腹に叩き込み、そのまま吹き飛ばす。


「うっ……!」


 吹き飛ばされた草履屋は、地面を転がった。


「クソが……!こんな奴に剣術でさえ遅れをとるなんて……」


 草履屋がふらつきながら立ち上がる。


 油断しちゃいけないな。こいつの事だ、何をしてくるか分からない……


「今度は俺の方から行くぞ……」


 草履屋の居る所まで歩いて近づく。

 何をしてくるのか分からず、刀を構えることしか出来ない草履屋。

 俺は草履屋の横を通り過ぎ、刀を鞘に戻す。


「あれって!」

「あれよね」


 妖夢さんとアリスさんは俺が何をしたのかが分かったらしく、興奮気味にそう話していた。


「水燕流、暁!」

「夜は明け、そして暁が訪れる」


 草履屋の方に振り向くと、まだ草履屋は何が起こったのかが分かっていない様子だった。


「何を訳が分からない事を言ってんだ……」


 草履屋がそう言い終わる前に、草履屋が持っていた刀が粉々に砕けた。


「なっ……?」

「それじゃあもう戦えないな」


 俺は草履屋の首筋に刀の刃先を当てる。


「果し合いを申し込むって事は、こうなる覚悟が出来てるって事だよな?」

「くっ………!!この野郎!最後の手段だ!!やれ!!」


 草履屋がそう叫んだ瞬間、物凄い速さの矢が俺の体に突き刺さった。


「うっ……!」

「いつまでも自分が優勢だと思ってるから隙を突かれるんだよ!!」


 そのまま草履屋は、懐から取り出した短刀を俺の心臓付近に突き刺す。


「仲間を使うなんて…… 卑怯じゃないか……」

「俺達はお前が殺せれば何でもいいんだよ」


 草履屋は短刀と矢を引き抜き、俺から距離を取った。


「この短刀には即効性の毒が塗ってある、すぐに毒が回るぞ」

「義人!」


 魔理沙さんが俺に近づこうとする。


「魔理沙さん!俺は大丈夫です…… 相手がたとえルールを破ったとしても、俺はルールを破りたくないので…… 手を出さないでください……」

「かっこいいね〜、じゃあこれを見てもそんな事が言えるのかな?」


 草履屋がパチンッと指を鳴らすと、物陰から10人程の刀を持った人達が出てきた。


「薬屋から貰った凶暴化の薬を飲ませてる。妖怪もどきのお前を殺すためと言ったら、快く譲ってくれたよ。なんでも、店に客が来なくなったのを永遠亭とお前のせいだと思ってるみたいだぞ?」


 周りの人達を見ると、目が赤く充血をしているように染まっていた。

 もう、そんな事はどうでもいい…… 今の状態でこの人数は少しまずいな……


「文、永遠亭に行ってきて永琳さんを呼んできて!」

「分かりました!!」


 文さんが飛んでいくのが見えたな、永琳さんを呼んできてくれるのかな。いや、マジでフラフラしてきた……


「もう毒が回ってきたみたいじゃないか、ヨロヨロじゃねぇか。よし、お前ら!やっちまえ!!」





「そろそろ、危ない感じがするから人里に行ってみようかしら?」


 人里の気配の違いを感じ、身支度を終えた霊夢は人里に向かおうとしていた。


「霊夢、なんだか面白い事をやってるみたいじゃないか。私も一緒に行くから少し待っててくれ」


 縁側から外に出ようとした霊夢を引き止めるように酒瓢を持った人物が姿を現した。


「何?あんたも行くの?」

「あぁ、面白そうだからね。それに霊夢じゃもしもの時に手出しが出来ないだろ?」


 面倒くさそうにしながらも、霊夢はその人物の準備が終わるのを待った。


「終わった?なんだか嫌な気配を感じる…… 早く行くわよ!」

最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回更新予定日は木曜日か金曜日になります。

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