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東方幻人録  作者: ポカ猫
24/36

第21話 妖夢との手合わせ

お待たせしました!

投稿ペースが遅くなっていますが、仕事が一段落ついたらまた元のペースに戻せたらなと思います


では、本編をどうぞ!

 休日の日になり、俺は水燕流の修業をするために紅魔館から少し離れた森に来ていた。


「型はもう十分に覚えているんだけどな~…… 幻術はどう覚えればいいのか分からない……」


 もういっそ魔術が得意なアリスさんとかパチュリーさんに聞こうかな……


「あ、義人さん!」


 もう一度型の練習をしようと刀を構えると、妖夢さんがやってきた。


「どうしてこんなところに?」

「義人さんに会いに紅魔館に行こうとしてたんです」


 そうだったのか、それなら納得だな。


「水燕流の修業はどうですか?」

「まぁ、ボチボチってところですかね」


 刀をしまい、妖夢さんが座っていた木の傍に一緒に座る。


「それにしても、義人さんのお父さんはすごかったですね。一度手合せしてみたかったです」

「親父はお世辞抜きですごい人ですから」


 それからは二人で最近起こった身近なことを話し合って過ごした。


「ではこれで帰りますね」

「気を付けてくださいね」


 妖夢さんが帰ったことを確認して、先程思いついた作戦を実行することにした。


「やはり、親子だな。模倣するのになんの苦労もしなかったな」


 今の俺の姿は水燕流を作った市井海斗、つまり親父の姿だ。


「よし、妖夢さんを追いかけるか」




「お嬢さん、久しぶりだね」

「え?」


 妖夢さんは驚いた顔で俺を見ていた。

 それもそうだ、もういなくなったと言われた俺の親父が今、目の前にいるんだからな。


「義人さんのお父さん!?」

「お嬢さん、俺と手合せしたいんだってな。だからちょいと戻ってきた」


 そんなことは絶対にありえないけど、こう説明するしかないんだよな……


「か、感動です!!さっそくお願いします!」

「どこからでもおいで」


 今は親父の姿で親父の力が使えるから、技も完璧に使える、これなら大丈夫だろう。

 そんなことを考えていると、すぐ近くまで妖夢さんの刀が迫ってきていた。


「ほらよっと」


 それを俺は軽く力を入れて妖夢さんの刀を弾いた。


「結構力を入れたのにこんな簡単に弾かれるなんて……」

「じゃあ次は俺からいきますか」


 親父、怪我はさせないから勘弁してくれよ?

 俺は妖夢さん目がけて衝撃波を飛ばした


「くっ……なんて力……」


 そのまま俺は有幻覚を使い足元に水を張った。


「これは!?」

「水燕流雨の型、村雨」


 そして刀を水に入れ、一気に振り上げ水飛沫をあげた。

 その水飛沫は妖夢さんの真上まで飛んでいき、そのまま斬撃に変わり雨のように降り注ぐ。

 妖夢さんはそれを2本の刀を使い綺麗に弾く。


「お嬢さん、なかなかやるね」

「そう簡単にはやられません」


 雨を切れるというのは本当だったんだな。


「次はお嬢さんの番だ」

「わかってます、では!」


 そういうと、妖夢さんはを構えた。


「奥義「西行春風斬」!!」


 俺との距離を高速で詰め、すれ違いざまに俺に斬撃を浴びせかけた。

 攻撃を何とか避けるが、その剣閃が波のようになって俺に襲い掛かった。


「くっ……!」

「どうですか?なかなか効いたんじゃないですか?」


 攻撃事態は全部弾いたけど、体にくる衝撃が物凄いな……

 これを妹紅さんは鉈一本で受け切ったのか、やっぱ妹紅さんはすごいな。

 俺は刀を鞘に納めた。


「刀をしまって何をする気ですか?隙だらけですよ!!」


 そういって妖夢さんは俺に斬りかかってきた。

 その瞬間、妖夢さんの刀二つを弾き飛ばし刀の刃を反対にした。


「なっ!?」

「お嬢さん?もうちょっと警戒しないと、隙だらけだからってすぐに斬りにいったら相手の思うつぼだよ?」


 そして俺は、妖夢さんから少し距離をとった。

 妖夢さんは刀を拾うと、斬撃を飛ばしながら俺に突進してきた。

 斬撃を刀で弾きつつ、俺はゆっくりと妖夢さんに一歩ずつ歩いて近づいていった。


「水燕流、暁……」

「えっ……?」


 突進していた妖夢さんとすれ違い、そのまま刀を鞘に入れた。


「夜は明け、そして暁が訪れる」

「海斗さん?何を言っているんですか……?」


 俺は妖夢さんに向き直り、こう妖夢さんに告げた。


「早すぎる剣技は相手に斬られたことも感じさせない、お嬢さんはもう俺に斬られているんだよ。また腕が上達したら手合せ願うよ」


 刀の刃を反対にして使ったから気絶する程度だろう。


「ぐっ!?」


 体が斬られたことに気付いたのか、妖夢さんは俺の声を聞いた直後に気絶してしまった。


「本物の親父じゃないけど、いつか親父以上に腕を上げて見せるから、その時また手合せをお願いします」


 俺は妖夢さんをおぶり、白玉楼に妖夢さんを送り届けた。




「義人じゃない、久しぶりね」

「あれ?幽々子さんはいつもの姿じゃないのに俺のことが分かるんですね」


 今の俺はまだ親父を模倣した姿のままだ、妖夢さんがもし起きてしまったら大変だからな。


「私には義人がどんな姿だろと分かるのよ、だって義人のことが好きだからね」


 幽々子さんは笑顔で恥ずかしいことを俺に言ってきた。


「で、妖夢に何をしちゃったの?羨ましいことだったら私にもしてほしいんだけど」

「やましい事じゃありませんよ。妖夢さんが親父と手合せしたいって言ってたので、親父の姿になってちょっと手合せをしてたんですよ」


 結果的には妖夢さんを騙すみたいになっちゃったけど……


「あら、お芝居ってこと?」

「そんな感じです」


 すると、幽々子さんが俺の頭をなでてくれた。


「あの…… 幽々子さん?」

「妖夢のためにありがとうね。これはお礼よ」


 そう言って幽々子さんに5分ほど撫でられて、そのまま白玉楼にお邪魔することになった。

 妖夢さんを寝室に寝させて、前まで三人で食事などをしていた場所で、幽々子さんが入れてくれたお茶を飲みながら外の桜を眺めていた。


「妖夢ったらね、いつ義人が帰ってきても良いように部屋をそのままにしてるのよ?」

「そうだったんですか、なんだか悪い気がしますね」


 そう聞いて気になったので、前の自分の部屋を覗いてみたら、見事にそのまま残っているだけでなく綺麗に掃除もされていた。


「ね?言った通りでしょ?」

「はい」

「それだけ妖夢は義人に帰ってきてほしいのよ、もちろん私もだけどね」


 もちろん俺だって白玉楼に帰ってきたいのはやまやまなのだが、里の問題が解決してない以上、戻ってくる訳にはいかないんだよな……


「私たちはいつ帰ってきても義人を歓迎するわ、それだけは覚えておいて」

「ありがとうございます……」


 嬉しすぎて涙が出てきた……


「そういえば義人少し汚れてるわね、お風呂にでも入ってきたら?」


 それを察してくれたのか、幽々子さんがお風呂を勧めてきた。


「ではお言葉に甘えていただきます」


 そう言って俺は、少し懐かしい白玉楼の風呂に入った。


「はぁ~、やっぱ気持ちいいな~」


 紅魔館では仕事が終わるのが遅いから、いつもシャワーで済ませていたから湯船は体に染みる。


「義人~?背中流してあげるわよ?」

「幽々子さん!?」


 いつぞやのタオル姿で幽々子さんが風呂場に入って来た。


「今は妖夢が寝てるから、存分にできるわ~」


 俺に拒否権はないらしく、テキパキと俺を椅子に座らせ、背中を洗い始めた。


「どう?痛くないかしら?」

「えぇ、丁度いいです」


 すると、風呂場に向かう足音が聞こえてきた。


「幽々子様!!ずるいですよ!義人さんとひとりでイチャイチャして!」

「あら、妖夢起きてきちゃったの?」

「起きてきちゃったのじゃないですよ!義人さんが来てるなら起こしてくださいよ!」


 俺に運ばれてきたとも知らずに、妖夢さんもタオル一枚で風呂場に入って来た。

 それからは、3人一緒に湯船に浸かり、夕飯までごちそうしてもらって尽くされっぱなしだった。


「今日はありがとうございました。また来ますね」

「いつでも来てください!」


 妖夢さんと幽々子さんに別れを告げて、俺は紅魔館に帰る。

 ていうか、ずいぶんと時間が遅いな。明日も仕事が早いしさっさと帰らないと

最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回更新予定日は金曜日か土曜日になります

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