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異世界の空、十六夜の月  作者: 青空音 遙
異世界ライフ~幼少編~
8/20

突然始まる異世界ライフ~プロローグ~

きましたよ!ついにここまできました!

異世界パートです


(ん?ここは?)

周りの状況がわからない、

見渡そうとしても視界がぼやけている。

(琴音はどうなったんだろ?)

自分のことの前に琴音のことを考えるあたり

シスコンなんだろうなって自分で思う。

(生きてたのか、あの状況で)

そう思えたらどうでもよくなってきた。

(とりあえず琴音を探そう)

そう思い起き上がろうとする。

しかし身体が動かない…

(なんでだ、まさか衝撃で神経でもやったか)

それは信じたくない一時的にマヒしてるだけだ

そう言い聞かせてもがいていると

一組の男女が俺の顔をのぞきこむ。

(赤い髪?誰だこいつら、まあいい起こしてもらおう)

そう頼もうとするが声もでない、

口から洩れるのはつたない「あうああう」という音

(くそ!なんでだ)

どうにか伝えようと必死になっていると、

ふと俺を見つめる二人が悲しそうな顔をしているのに気づく

(どうしたんだ?)

そして二人の会話が聞こえてくる。

「本当に・・・るの?」

「仕方ないだろ。俺らじゃ・・・い」

「そんな、どうにか・・・・の?」

「無理だ。それにヒュードもそのほうが・・だ」

「ごめんなさいヒュード。あなたを・・な・・に・・・・・で」

「申し訳・・・強く・・てくれ」

「私たちに・・・ずに・・・生きるのよ」


そう言って二人はいなくなった。

(ヒュード?誰のことだ)

突然視界が鮮明になった。

(ここは屋外?)

その視線の先には満点の星空と

(月が5つ?)

夜空に輝く色とりどりの5つの月があった。

(なんだこれは……また夢か?)

その瞬間俺の身体が持ち上げられる。

そして俺の身体を起こしたであろう女性が目に入る。

白い髪に赤い目のほんわかした雰囲気の女性

(白髪というよりは白い髪だな。

肌も白いし目が赤いからアルビノか?)

しかしこの女性どのくらいの力があるのだろうか、

いくらヒョロい俺でも男子高校生だ…

そんな簡単に起こせないだろう

(あれ?)

ふと違和感に気づく

(足が地面についていない)

というか自分の身体が異常に軽い

(これはまさか……異世界転生?

……なんてな今回の夢はいつ覚めるんだろうな)

「あなた、捨てられてしまったのですか?」

目の前の女性が話しかけてくる。

当然返事はできない

なにを話そうとしても「あう」になってしまう。

「まだこんなに小さいのに・・・なんということですか」

同情してくれたのか涙目になる女性、

あらかた異世界で捨てられた赤ん坊が

異世界で成り上がり勇者になる話に影響された

俺の脳内で勝手につくりあげた夢といったところだろう。

(まだ覚めないのか?)

「うちに来なさいあなたも今日から家族です」

そういって俺を抱きかかえ大きな建物に入る女性

(まさか本当に異世界転生したのか?)

突然つきつけられた現実に混乱していたが、

赤ん坊の体質からか、建物内が温かかったからか

眠気に襲われ俺は意識を失った。

「アリアさまが明るい未来に導いてくれるでしょう」

うつろに聞こえたその声は優しさにあふれていた。



ここまで長かったですよね・・・

これからはペースアップしていきます!


※7/28 編集しました。

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