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異世界の空、十六夜の月  作者: 青空音 遙
突然始まる現実パート
5/20

突然始まる現実パート~その4~

木曜日までに更新できませんでしたああああ

ごめんなさい・・・まだまだ現実パートです。


放課後


「お前のせいで今日は朝から散々だ」

「俺のせいかよ!」

結局遅刻した3人は担任からこってりお叱りを受け

今日の掃除当番を3人ともこなさなければならなくなった。

「巻き込まれた私の身にもなってよ、変態(ロリコン)

変態(ロリコン)じゃねーし!いつまで引っ張んだよ!」

たしかに考えてみれば、恵はただ巻き添えになっただけだ。

そう思うとなんだか申し訳なくなったな…

そして、さらにもう2人巻き添えが……

「人数合わせで巻き込まれた俺らの前でよくそんな話ができるな」

「もう話し込んでないでさっさと終わらせよ!」

高橋(たかはし) 圭吾(けいご)風上(かぜのうえ) 瑠香(るか)

2人は俺と同じ天文部員ということで巻き添えになった。

「悪いな」

「まあいいさ、ただ今度カラオケおごりだからな」

「しょうがないか、2人に関しては完全にとばっちりだからな」

「私にもなにかしてくれるの?」

「今度駅前のカフェで何かおごるよ」

「ホントに?じゃあ掃除頑張る」

……現金なやつらだ。


帰宅部の「漫研だし!!」武と吹部の恵と別れ天文部に向かう。

「今日は何するか聞いてる?」

「次回の観測会に向けて赤道儀のアライメントする星を決めて

あとは天文台の望遠鏡の整備と調整かな」

「うわ聞いただけでめんどくさっ!」

確かに面倒くさいが天体観測するには欠かせない作業だ。

ちなみに赤道儀とは望遠鏡と三脚の間に挟む機械の名前で

これをつけることによって自動で星をレンズに映し追尾してくれる。

アライメントとは夜空の星の位置を赤道儀に教えることで

動きの正確さを向上させる作業だ。

この作業をおろそかにすると星がうまく映らなかったり

写真を撮るときにブレたりしてしまう。

「面倒だけど大切な作業だよ」

「わかってるって」

会話を聞いてわかる通り圭吾は基本面倒くさがりだ。

ただ本当にやらなきゃいけない時の行動力は人一倍あり

その点は信頼のおけるイケてるメンツだ。

「遥は次の観測会何をやるの?」

「俺は天の川と夏の大三角を撮ろうかと考えてる」

俺は天文部内で唯一のカメラ担当になっている

なので望遠鏡をメインで扱う2人とは基本別作業だ

「ここらの空じゃあ天の川は無理だろ」

「そうなんだよな、でも写るかもしれないだろ?」

これがカメラ担当が俺1人しかいない理由

俺らの住んでる影月市は大都会からは外れているが

近いことに変わりはない。

それに影月市自体も人口は多く繁華街もある。

つまりは夜空が明るすぎてほとんどの星が見えないのだ。

よって他の部員はみんな明るくても星が見える

望遠鏡か天文台を担当している。

ただ俺は人の目には見えない星でさえ

レンズに収めることのできるカメラの魅力にハマり

1人でカメラ担当をこなしている。

「映るといいね、天の川」

「ありがとう」

瑠香は基本ほんわかしていてみんなを和ませる。

しかし根は結構しっかりしていて俺も時々怒られる。

「なになに?お二人さんいい雰囲気じゃん」

「そんなんじゃないってば」

「え?どんなの?俺は何も言ってないけどな?」

「う、うるさいな!」

「よし着いたぞ」

こういうのは無視に限る。

うるさい二人は放っておいて

俺は天文部の部室である第三理科実習室に到着した。


ここらへんから登場人物が増えます

作者もだんだん誰がなんだかわからなくなり始めました

ここらで現実パートも折り返しです


※7/28 加筆、編集しました。

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