設定・人物紹介
SFチックなコメディー学園ものになるんじゃないかと思います。
「なんでこんなことになったんだ?」
目を覚ますと隣には、金髪、褐色の美少女。どうみても未成年つうか、10歳?
でも、こいつ、おれの奥さんなんだよ・・・。
【背景】
2030年、1000万人の失業者があふれる途上国に沈み込んだ日本。
事態を重く見た日本政府は、現実の経済社会を学校教育に取り入れた起業特区を関東に創設する。特区の学校では、授業を受けたという単位の代わりに、仮想通貨がつかわれ、生徒が実際に学校内会社を設立し、自由にお金儲けをするのだ。それどころか、指定された金額を稼ぎ、学校税として納入できなければ生徒は留年。留年が2年続くと退学となる。
【登場人物】
・不動明王 主人公。17歳。起業特区にある学校、聖ヘルメス学園の電脳都市にある分校の2年17組に所属している。身長がやや平均より大きく、がっちり目の体格。黒い学生服着用。ほりが深めの無愛想な顔で、人によっては怖いと言われてしまう。体格に恵まれているがインドア系で、おとなしい。趣味はオンラインゲーム。オンラインゲームのファンクラブ運営を請け負う会社の立ち上げ調査で自称20歳(見た目10歳)の少女と出会ったことから物語は始まる。性格は内心でぐだぐだ悩むタイプだが、ムスッとしているせいで外からは無感情に見える。屋号は「ネバーランド」。将来の夢はお姉さんタイプの美人とつつましやかに暮らすこと。オンラインゲーム上では鍛冶屋をしていた。
・アイシャ。20歳と言いはる少女。浅黒い肌に金髪、青い目のちょっと起伏のある少女。不動の最初の印象は、ダークエルフの少女?踊り子?黒いビキニにへその上で結んだシャツ、太もものつけ根でだいたいんに切り裂かれたジーンズに、ニーハイと蠱惑的な格好で、目の毒な人。オンラインゲーム上では妖艶なお姉さまの踊り子僧侶というキワモノクラスだった。
・鬼毒島らいてう
あだなはらいこさん。分校の部活動である法務部の部長。学園内外で起こる法律問題を解決している。苗字に恐ろしいほどのコンプレックスを抱いている。結婚による改名が将来の夢。
ビジネスとしては会社設立の登記事務等や各種相談を請負う。学校の部活動のくせに金にならない仕事は受けず、企業相手の仕事しか受けない。例外は興味があるからということで結婚相談のみ受ける。
クラシックな三つ編みとメガネ、紺色のセーラー服の女の子だが、性格はかなりきつい。斜め30度の角度で相手をビッと指差す自分の姿にビクビクくるらしい。屋号は「らいこ法律事務所」。恋愛に憧れはあるが望みが異常に高すぎる。
・李雲
13歳。らいこ先生の事務所パラリーガルでバイトしている。
不動のいきつけのラーメン屋のオーナー。ラーメン屋については、勧誘したクラスメイトを支配人にして経営を任せているらしい。東京の臨海部にある聖ヘルメス学園の本校1年1組の超エリート。商売は実業!が信条で、虚業(データの売り買い)をしている不動をみると説教をしてくる。黒髪のお団子、赤いチャイナドレスに白いショートパンツがトレードマークのちゃきちゃき華僑娘。
屋号は「雲々飯店」。将来の夢は自分を主体とした財閥を作り、雲州みかんの素晴らしさを世の中に広げること。友だちみたいな関係の恋愛観が好み。50年前まで自由恋愛が禁止された国の出身ということで、自由恋愛にこだわりがある。
・ジャージ女
図書館に住んでいると言われる、あずき色のババジャージの謎の女。本校の学生ではないか、といわれているが、結構頻繁にフクシマ分校の図書館にいる。ときどき、キターッ!ウヒョー!とか奇声をあげる残念な女。なんでも占いが女の子たちに人気らしく、分校の母といわれているらしい。
・ゲイツ
不動のクラスメイト。小柄でボサボサの挑発、メガネの痩せたムックみたいな男。ダボッとしたネルシャツにクニャクニャしたジーンズ、ハイテクのスニーカーを履いている。
ゲイツはあだ名で本名は不明。天才ハッカーで、自分の本名についてのデータを全て消して回ることにも成功するほどの腕前。世界のどのデータベースをみても、かれの戸籍にはゲイツとしか書かれていないというファンキーすぎる男。躁の気があるらしく、ラッパー並みに早口でしゃべる。
コンピュータが得意だが情報部ではなく、政治弁論部所属。ディベートが大好きらしい。フリーのプログラマーとしてお金を稼いでいて、李雲やらいこの部や会社のhpはゲイツが作っている。将来の夢は公共機関や金融機関などのすべてのサービスを一つのIDでログイン可能にする「かんたんID」の実現と普及。
・マック・ウォルトン
WASP(白人、アングロサクソン人種、宗教はプロテスタント)のガタイのいいハンサムガイ。ハンサムだが、下ネタ好きで、食べ方が汚い。残念な男。本校の学生らしいが、人材屋をやっているらしく、学校税が払えなそうな学生を肉体労働に勧誘しにくる。屋号は「人権」。男のケツをさわって挨拶してくるので、衆目は「やつはホモ」ということで一致している。
・灰色の男たち
本校3年1組のエリートたちの蔑称。
下級生が起業したビジネスで有望そうなものがあれば、強引に買取り、高値で他へ売り払うという黒い噂がある。
初投稿です。telsakuといいます。よろしくお願いします。