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『異世界転生したら村の再建を任されたんだが』  作者: パーカー
第三章:封印された和平

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最終話 村から始まる世界

春。

村の畑に若芽が並んでいる。

百年前の条約暴露から一年。

王都は再編が進み、

南方戦線は正式に終結した。

石壁は以前よりも強く、

中央塔は静かに光を放っている。

均衡は保たれている。

だが、それは恐怖ではない。

接続による安定。

子どもたちが塔の下を走る。

戦争を知らない世代。

その笑い声が、何よりの証だ。

「報告です」

ゼインが軽く手を挙げる。

「南方交易、順調」

魔族穏健派との小規模交易が始まった。

武器ではなく、穀物と薬草。

リオネは設計図を広げる。

「第二塔を作る」

拠点拡張。

防衛ではなく、交流のための構造。

リゼルは穏やかに言う。

「三大魔獣は静かです」

均衡は安定している。

鎖は繋がっている。

王からの書簡。

「辺境自治拠点の代表として王都へ招待する」

外交。

村は国家の外縁ではなく、中心線に立った。

俺は塔の上に立つ。

遠くの山。

南方の空。

王都の方向。

思い出す。

転生したあの日。

任されたのは、小さな村の再建。

守ることだけで精一杯だった。

敵は徐々に強くなった。

村も徐々に強くなった。

仲間も増えた。

装備も進化した。

そして。

視野も広がった。

「レイ」

ユークが呼ぶ。

「次の会議、始まるぞ」

笑いながら手を振る。

日常の一コマ。

俺は塔の縁から降りる。

守る場所はまだここにある。

だが。

目線はもう一つ上だ。

「世界は、変えられる」

小さな村からでも。

構造を知れば。

繋げば。

恐怖ではなく、理解で。

中央塔が静かに光る。

原初の鎖も、遠くで穏やかに脈打つ。

均衡は“固定”ではない。

常に揺らぎ、支え合うもの。

村の門が開く。

交易隊が出ていく。

南へ。

王都へ。

世界へ。

物語は終わらない。

戦争は終わった。

だが世界は続く。

村から始まった物語は、

世界へ繋がった。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

小さな村の再建から始まった物語は、

・王都の腐敗

・百年前の裏切り

・三大魔獣

・原初の鎖

・世界の均衡

へと広がりました。

主人公は“強くなる”だけではなく、

構造を理解し、修復する側へ成長しました。

この物語のテーマは、

「力だけではなく、接続で世界は変わる」

です。

最後までお付き合いくださり、

感想・評価・ブックマークで支えてくださり、

本当にありがとうございました。

もしこの先を書くとすれば――

それは“世界編”になります。

ですが、物語としてはここで一度、完結です。

ありがとうございました。

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