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『異世界転生したら村の再建を任されたんだが』  作者: パーカー
第二章:拠点進化 〜支配を拒む村〜

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第24話 王都郊外・訓練施設

第24話です。

人質奪還に踏み込みます。

ですが――

敵は一つではありません。

裏側で、別の勢力も動きます。

王都郊外。

森を切り開いた一角。

石造りの建物。

高い柵。

見張り塔。

軍施設を装っているが、紋章が違う。

黒線紋。

夜。

俺は木陰から様子を窺う。

巡回は六名。

内側にさらに十。

(想定より多い)

魔石襲撃の影響か。

警戒が強い。

仮面の人物が低く言う。

「人質は地下です」

「三十名ほど」

三十。

村だけじゃない。

辺境各地から。

怒りが込み上げる。

侵入経路を探る。

北側の排水路。

幅は狭いが、通れる。

その時。

空気が変わった。

冷たい。

湿った。

魔力が揺れる。

「……来る」

仮面が緊張する。

次の瞬間。

施設内で爆発。

火の柱。

悲鳴。

私兵が混乱する。

「何だ!?」

屋根の上に立つ影。

黒い外套。

赤い紋章。

黒線紋ではない。

禍々しい魔族紋。

「粛清だ」

低い声が響く。

「強き者のみが残れ」

強硬派。

穏健派とは違う。

純粋な破壊。

魔族が私兵を斬る。

だが人質の牢にも火が回る。

(巻き込む気か)

狙いは黒線紋。

だが犠牲は気にしない。

「止める」

俺は走る。

仮面が止める。

「強硬派です!」

「分かってる!」

地下へ飛び込む。

煙。

咳き込む声。

鎖に繋がれた人々。

ユークの妹の姿。

「レイ……!」

間に合った。

鎖を断ち切る。

上では魔族と私兵が激突。

赤い刃が火花を散らす。

強い。

黒線紋私兵より上。

階段を駆け上がった瞬間。

魔族強硬派の男と目が合う。

紅い瞳。

冷たい笑み。

「人間が?」

「面白い」

一瞬の殺気。

空気が重くなる。

(格が違う)

戦えば死ぬ。

直感。

仮面が前に出る。

「退いてください」

魔族の言葉。

強硬派の目が細まる。

「穏健派か」

嘲り。

「まだ幻想を抱いているのか」

二人の間に緊張。

内部対立。

俺はその隙に人質を外へ誘導。

炎が天井を舐める。

崩落。

魔族強硬派は一歩退いた。

「今回は見逃そう」

「だが人間」

俺を見る。

「お前も盤面に立った」

言い残し、闇へ消える。

施設は半壊。

黒線紋私兵は散乱。

人質は救出。

だが完全勝利ではない。

強硬派が動いた。

黒線紋と魔族。

協力しているわけではない。

だが利用し合っている。

最悪だ。

夜明け。

森の中で息を整える。

人質たちは震えている。

ユークの妹が泣きながら抱きつく。

「ありがとう……」

だが。

これで終わらない。

強硬派は、俺を覚えた。

仮面が静かに言う。

「盤面はさらに広がりました」

「あなたは、選ばれました」

俺は空を見上げる。

「望んでない」

だが。

もう戻れない。

強硬派が登場しました。

黒線紋だけではありません。

世界はもっと歪んでいます。

第2章は終盤へ。

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