表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界転生したら村の再建を任されたんだが』  作者: パーカー
第二章:拠点進化 〜支配を拒む村〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/51

第15話 王都からの正式通達

第15話です。

試しの襲撃は終わりました。

今度は“公式”に動きます。

拒めば敵。

従えば管理下。

選択を迫られる回です。

三日後。

今度は隠れもせず、

堂々と旗を掲げてやって来た。

王都紋章入りの馬車。

兵十名。

そして、鎧を纏った男。

「辺境監査官、グレイヴだ」

冷たい声だった。

商人の顔ではない。

権力の顔だ。

村人たちが集まる。

石壁の前。

監査官は視線を巡らせる。

壁。鍛冶場。見張り台。

「報告通りだな」

報告。

やはり筒抜けだ。

巻物が広げられる。

「王都より正式通達」

「当該村を戦略指定拠点と認定する」

ざわつく村。

続きがある。

「拠点管理権は王都軍部へ移譲」

「住民は軍属扱い」

「戦闘可能者は徴用対象」

空気が凍る。

「拒否権はない」

監査官は淡々と言う。

「これは王命だ」

嘘だな、と直感する。

王命なら、こんな小規模で来ない。

これは軍部独断。

あるいは――裏組織。

「期限は三日」

「応じなければ、反逆と見なす」

静かな脅し。

監査官は最後に言った。

「昨日の夜襲」

「よく防いだな」

目が笑っていない。

試した。

そう言外に伝えている。

夜。

村は重苦しかった。

「従えば守られるかもしれない」

老人の一人が呟く。

「だが村は、もう村じゃなくなる」

ミラが低く言う。

カイルは拳を握っている。

ユークが震える声で言う。

「王都は本気です」

「妹も……きっと軍属扱いに」

全員が理解する。

これは保護じゃない。

接収だ。

深夜。

仮面の人物が現れる。

「予想より早いですね」

「ああ」

俺は巻物を見せる。

「軍部主導だ」

仮面は静かに言う。

「黒線紋の家系が強い圧をかけています」

確定した。

裏にいる。

「どうします?」

仮面の問い。

俺は答えない。

代わりに村を見渡す。

石壁。

鍛冶場。

訓練する若者たち。

守ってきた場所。

「……三日あるんだな」

「ええ」

俺は頷く。

「三日で、準備する」

仮面がわずかに笑う。

「拒否するのですね」

「当たり前だ」

俺は言った。

「この村は、俺たちのものだ」

風が吹く。

第2章は、もう後戻りできない。

遠く、王都。

黒線紋の貴族が報告を受ける。

「従わぬか」

細い指が机を叩く。

「ならば、例を作れ」

「辺境に“見せしめ”を」

闇が動き出す。

王都の正式通達が届きました。

保護ではなく、接収。

そして拒否=反逆。

第2章はここから加速します。

次回、三日間で何を準備するのか。

感想・評価・ブックマーク、励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ