最終話 レベル
いやー、ついに最終回ですね。
ところでこれなんですか?
「フハハハハハ!この私は魔術レベル999!私に魔術で勝とうとするなど無謀!あまりに無謀!
ダッッッハッハッハッハ!」
ジャビランスはそう言ってMJP(魔術パワー)をためている。これが当たれば、ムテキの力を持った『ジェネレイト•ジェネシス』でも間違いなく粉砕されるだろう。
「頼む…間に合ってくれ!」
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「ここに…伝説のアルティメット•カリバーが…」
「⁉︎」
そこにあったのはアルティメット•カリバーだった。想像より、はるかに大きい。
「おお、MJP999!これなら勝てるでヤンス!急いで抜いてください!」
「待て、ザゴラテン」
「え?」
「MJP999では『ジャイアント•フォーヒューマ』に勝てない。元々の実力差が違いすぎる。」
「た、確かに…」
「ジャイアントに勝つには、MJPがいくつあっても足りない。」
「それならどしてここに?
…まさか⁉︎仲間を置いて逃げようと…」
「そんなことしないさ。アルティメット•カリバーは、MJP999が限界値ではない。
そう!アルティメット•カリバーは無限のMJPを持っている!」
「だが…これを抜くためには、とんでもないMJPが必要だ…」
「じゃあどうするでヤンス⁉︎」
「方法はただ一つ。失敗すればこの世界もろとも破壊される。」
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「ぐはぁっ!」
「ムテキの力とやらも、その程度でしたか…」
「まだ…俺たちは…諦めない!」
「時間稼ぎはもういいんですよ。どうせ、アルティメット•カリバーを『戦象』に渡そうとしているんでしょう?」
「⁉︎」
「ばれていないとでも思いましたか?これだから人間は…」
「ばれてしまったら仕方がない。全力で止めるぞ!」
「愚かな…もうため終わりましたよ」
「じゃ、さようなら」
ピィィィィ…
「まずい!」
「みんな!ふせろにゃん!」
ドッッッッッッッッッッッカァァァァァァァァァァンンンンン!
「ゲームセット…」
グシャッ!
「は?」
彼を殴ることは不可能だ。彼のレベルを来れない限りは。そして、彼のレベルを超える、ゆういつの武器はアルティメット•カリバー。そのアルティメット•カリバーはかなりのMJPを当てないと抜くことができない。
「やあ。」
そう、戦象はジャイアント•フォーヒューマの最大級の攻撃をアルティメット•カリバーに当てたのだ。彼の腐れ能力、『魔法を動かせる力』で。
「はは、まさかほんとにやるとはなぁ。」
「この世界で飛び道具系の魔法を使うものは少ない。ジャイアントが飛び道具系でよかったゼイゼ…」
「ジャイアント•フォーヒューマ、終わりだ。」
「くそぉぉぉぉぉ!」
ドオォォォン!
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「戦象〜」
「おう!どうした?三沢」
「ふふふ〜実はね…」
「じゃーん!最後のエレメント•メダル!」
「えええ!?やったぜぇ!」
「で?何をお願いするの?」
「そんなの一つだろ!俺の願いは…」
「友達をこの地球に呼び寄せる」
小さくて、白い動物がこちらを見て言った。
「キミも、僕と契約して魔法少女になってよ。」