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アシタへ
また会える気がして、毎日図書室にいた。
そして、彼女はきた。
僕は立ち上がって、たった一つだけ、言いたい事を伝えた。
もう会えない気がしたから。
ありがとう。
でも、そこに彼女はいなかった。
そして僕は気付いた。
いつも彼女は、たった一人で生きていた。
その時、僕は出会った。
僕が彼女の命になった。
だから、彼女は僕に会いにきたんだ。
僕は彼女のように、強く生きると決めた。
僕は皆と話すようになった。
彼女のことを知っているのは、僕だけだった。
今でも彼女の名前は知らない。
彼女はきっとどこかで、いつまでも美しく咲き誇っている。
台詞なしにトライしてみました。
この小説の雰囲気が伝われば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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