とある成人ショタ
オリジナルの試し書きに書いてみました よろしくです!
SIDE-???-
「むかーしむかし あるところに…」
ふと頭に浮かんだこの言葉は昔話の始まりで使われるのを度々聞くだろう そこで昔ではなく今現在を指すなら…?
…
などと考えても使わなそうなことを考えているのはこの僕だけどね!
「すいませーん 会計お願いしまーす」
「あ はーい~」
おっと、お声がかかったのでお仕事です
えっ?「ここはどこなんだ?」ですって?
いい質問です 後で飴ちゃん上げますよ♪
…
嘘です←
とまあここは緑が映えるコンビニエンスストア…えっ生えてませんよ?映えてるんです 映え映え~
そんなところで僕は立派に働いてるんです ええ
「全部で520円となります~いつもありがとうございます~」
こんな感じにお客さんの会計を済ませて~っと
「ユキくーん そろそろ交代だから上がってー」
「あ てんちょー わかりました~」
おぉっとちょうどよく定時ですか 帰ったら何しようかな~
え?「ユキって誰?」ですって?
あぁー申し遅れましたー僕「橘花 ユキ」って言います 今年で24歳になる男でーす…男ですよ?肌が白いし小顔だし髪白だしポニテだし身長低いけど!! 身長低いけど!!(大事なことなので二回言いました!)
あーでも何だろう 最近お客さんのほうからチラチラと視線を感じるような…それもなんか温かい視線のような…
「てんちょー それではお先に失礼しますね~」
「お疲れさまーユキ君 今日もきっちり稼いでくれたわね!」
「あはは…昼から夕方までやってますけど結構人が来るので大変でしたよ」
「え えぇそうね! な なんでかしらね…」
あれ?なんかてんちょーが目をそらして小言言ってる…
あっ紹介しよう(唐突)僕がてんちょーと呼んでいるのはこのコンビニの店長の「小嶋 咲」さん ちなみに「オジマ」さんね いつかコジマさんと呼んで「オジマだよ!!」って言わせたいね(ゲス顔) ちなみに(二回目)僕がここで働く気になったのは彼女の髪型がポニテでめっちゃ似合ってたから 僕ポニテが好きなんです ポニテすこ(語彙力ポイ) まあ髪型はその人にあったものじゃないとねと話題をせき止める
「いやーそれとなんか僕の方に視線を感じて…気のせいならいいんですけど」
「ん゛ん゛!?だ だって…その…あれだよ…あれ…ユキ君目当ての女性客がほとんどだってさらっと言えるわけないじゃない…だってユキ君顔いいし優男だし……(小言)」
「えっ?」
「な なんでもないのよ! 絶対! 絶対だから!」
あ そうなの?というか何?絶対って…余計に怪しい
「ユキ君がシフト入ってるとユキ君目当ての客が来て売り上げが3倍上がるしSNSでユキ君画像が出回ってうちの店の知名度が上がってまたさらに利益が上がって…うぇへ うぇへへへへへへへ」
あれ?まーたてんちょーがぶつぶつ言い始めた というかてんちょーの顔が崩れてきた 破顔ってやつかな? 破滅顔← たまにあることだけどてんちょーはお金の話になるとうぇへうぇへ言い始めるんだよなぁ とてもお客さんに見せられるものじゃない(辛辣)…まぁいいやかーえろっと(諦め)
「まーいいです ほいじゃ さいなら~」
開けたドアが閉まるころにてんちょーが「あっ」って言ってたけど気にしなーい気にしなーい もう定時過ぎたもんね
場所が変わって家までの帰路 そして夕日が眩しいね! あまり夕陽を見すぎると目が変になるから気を付けるんだぞ!と謎の注意をしておく(?)
通行人もいっぱいとは言わないけどチラホラ見える 中には勤務帰りの若男若女もいるみたい 心の中でお疲れさまーと言っておく お疲れって言葉 いいよね~
そんな通行人たちの中を歩いててもなんだか視線を感じる…あるぇ?なんでよ?…あ 着物と下駄か(即答)
今時着物と下駄を身に着ける人なんて珍しいもんね~ まあここに居るけどな?
そんな自問自答を終えて家に着く
ガチャリと戸を開けると
「にゃーん」
はうっ(昇天)
こ これはなんだ この扉を開けてから瞬く間に点にまで登らせてくれる甘い響きは…はっまさかこれが天使! 天使なのか!? 天使だろう!! 天使であろうそうだろう!! これはお持ち帰りしなくては! れっつテイクアウトー!!…って家はここだったわ(冷静鎮火)
この甘美な声を聴かせてくれるマイソーラブリープリティなエンジェルさんは僕の!僕の!愛猫の「ミタ」さんだぁぁ!えっ?「どこぞの家政婦ですか?」ですって?
そうですね(´・ω・`)
ちなみにミタさんはメインクーンの白い毛のもこもこネコさんだ!猫吸いなんてやった日にはてんちょーの破顔並みの顔ができそうだぜ←
ミタさんに
猫吸いやって
満たされる
ユキ 心から送る俳句 チーン
「ミタさーん ただいまぁ お留守番お疲れさまー ご褒美としてマッサージとなでなでをしてあげましょー!」
ふっふっふ僕の腕前を見るがいいミタさんよ…すぐに昇天させてあげようではないか…えちょっと待ってこのさわり心地やばいやばいどのくらいやばいかっていうとパナイ パナイ島マジパナイパオーン 毛並みを揉み込むたびに帰ってくるほど良い弾力 さらさらするさわり心地 やめられないとまらないぃ~!!! 〇っぱえびせん!!
…
な なでて癒すつもりが癒されてしまった…不覚!
満たされた(言いたかっただけ)
もうね 満たされすぎて何もできないや ほかのことなんて考えられないよ!…もう病気の域だよね でも幸せなのでOKです!!(迫真)
時は進んで夕食後
僕は何をしているのかというと小説を読んでいる 中でも恋愛やラブコメなんかはハマりまくってる ミタさんは僕の太もも上にセッティング済みだ すべては整っているのさぁ(どや顔)
最近なんかだと「転生してからスクールカーストをぶっ壊して下克上して幸せに暮らしてます」というものを読んでいる 主人公のやることがハチャメチャで頭が飛びそうだけど何故か読む手が止められない…なんででしょうな?
「にゃー」
おっとミタさんから撫でろとのお達しが下ったぞ これは撫でなくては(使命感)
おっほう(撫でた感想)
SIDE-???-
「はぁ…」
私は絶賛めっちゃ落ち込んでいます どのくらいかって言われてらマリアナ海溝くらいって言えますよ 私基準でいってますから
なんで落ち込んでいるのか その理由はとある人に会えなかったからだ きっかけはSNSを流し読みしているときに誰かのリツイートを見た時だった そのツイートに載っている人はとても綺麗でなんというか…そう!お人形さんみたいに可愛くて一目見ようと学校の帰り道から少し寄り道してきてみたのだけれど目的地に着いた頃にはその人はもういなかった…
もともと感情の起伏が激しい私はちょっとでもうまくいかなかったときはどうにも落ち込んでしまう…今日のことも
その性格のせいであまり人前で堂々と振舞うこともできずにクラスの子からもあまりいいイメージを持たれていないと思う なんで人生うまくいかないのかなぁなんて言ったら壮大すぎる話なんだろうけど私にはそう思えるくらい大きなものだった
いまだに落ち込んだままで家には帰っておらず帰り道にある公園ベンチに座っている
「一度でもいいから私に幸運を頂戴よ 神様」
なんては言ってみたものの…
「およ?」
「えっ?」
不思議な声を聴いた 声の方を振り向くとそこには…
あのツイートで見た綺麗な人がいた…
ご一読ありがとうございました! いまいち物語のスタートには物足りないところですが続きが見たいという方は評価の方で教えていただけると助かります