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1-3

名前 リゼリア  名前  フユハ

職業 白魔道士(ファイター)  職業 白魔道士(しろまどうし)

Lv.  3   Lv.  2

STR  3   STR  2

INT  9   INT 12

VIT  4   VIT  3

AGI  5   AGI  6

LUC  9   LUC  5

スキル 無し   スキル 無し

性格  強気   性格  控えめ

 

名前 フランシス 名前 マニエル

職業 白魔道士(シーフ)  職業 白魔道士(肉壁)

Lv.  1   Lv.  2

STR  1   STR  2

INT 10   INT  9

VIT  2   VIT  5

AGI  8   AGI  7

LUC 10   LUC  8

スキル 無し   スキル 無し

性格 負けん気  性格  苦労人



「レベルが上がったわ……」


 かつてこれ程までに真剣な表情のフランシスを見たことがあっただろうかと思うくらいに、フランシスは極めて真面目な顔付きをしていた。


「……おめでとう」


「おめでとう!」

「おめでとうございます♪」


 リゼリアに続き二人も祝福の言葉を述べる。レベルが上がるのは冒険者にとって良い事尽くめであり嬉しい事に間違いは無い。しかもフランシスは初めてのレベルアップであり喜びも人一倍だ。


「で?……撮ったの?」


 『撮った』とは職業写真の事であり、残念ながらギルドの職業写真以外に己のステータスを確認する方法はない。わざわざその為だけにお金を払うのは低レベルには結構な散財であり、勇気が要る。


「……イチオウ」


 ちょいとばかし口調が尖るフランシス。恥ずかしそうにテーブルに置かれた職業写真はまだ封が開けられていない。


 三人の前でフランシスは意を決し、職業写真の封を切る―――




 名前 フランシス 

 職業 白魔道士

 Lv.  2

 STR  1

 INT 10

 VIT  2

 AGI  9

 LUC 11

 スキル 無し




「…………」


「…………」

「………………」

「……………………」


 あまりの出来事に言葉を失う四人。暫しの時を有して辛うじてリゼリアが口を開く事が出来る様になった。


「こ、これも個性かしら……?」


「誰が白魔道士(シーフ)じゃいコラーッ!!!!」


 激昂するフランシスをフユハとマニエルが押さえ付ける。


「ちょっと落ち着いてよ!」

「そうですよ! まだLv.2じゃないですか!?」


 ──ピタッ……!


 その言葉にフランシスの動きが止まった。


「そ、そうよね! まだまだレベルが上がるんだからこれぐらいで騒いでちゃダメよね!?」


 さっきまでの騒ぎが嘘のようにフランシスは優雅にお茶を楽しみだした。それを見て、三人は『面倒な奴』と心で呟いた……。





「さて、話は変わるけど……私、武器を買いました」


 リゼリアが袋から妙に古びた杖を取り出した。それは焦げ茶色に変色しており、所々傷だらけで使いこなされた感じが見て取れた。


「随分古い杖ですねぇ~」


 フユハが杖を手に取りまじまじと眺める。しかし見た目は普通の杖とそう変わらない。


「樫の杖よ! ……中古だけど……」


「なっ!? アンタ正気なの!?」


 フランシスが驚き杖をノックした。


「堅っ! こんなんで殴られたら一溜まりもないわよ!」


 今まで四人が使っていた杖よりも遥かに堅い樫の杖。それはまさしく『殴る為』に作られた代物である。


「いくらしたのよ!?」


「……30G」


「「「ヒューッ!」」」


 30Gと言えばかなりの散財。白魔道士達にとって死活問題レベルの買い物である。


「さ、早速ゴブリンをぶん殴りに行くわよ!」


 四人はいつも通りゴブリン狩りに出掛けた。フランシスもレベルが上がり、四人は今までに無い昂揚感に満ち溢れていた。


「いたいた……♪」


 一人きりのゴブリンに対しリゼリアが三人に目配せして「せーの」で襲い掛かる。やっていることは完全に辻斬りか山賊のそれである。


 ──ボコン!


「ゴブゥ…………」


 ──バタッ!


「あ……(´・ω・`)」


「い」

「え」

「お?」


 リゼリアが樫の杖でゴブリンを殴った途端、ゴブリンはその場に倒れ経験値が四人に流れ込む。


「つ、ついにアンタ一人でゴブリンを殺したわね……!?」


「いやいやいやいや!! 気絶しただけだし!!」


 ゴブリンを揺さぶり起こそうとするリゼリア。しかし完全に伸びきったゴブリンはそう簡単に目覚める気配が無い。更に強く揺さぶると、懐から小さな宝箱が零れ落ちた。


白魔道士(シーフ)チャンス!!」


 リゼリアがフランシスに宝箱を投げ渡す。受け取ったフランシスは妙に格好良いポーズを決め、静かに宝箱を開けた。


 ──パカ…………


 しかし罠は掛かっておらず、宝箱の中には上げ底が見え、取っ手が着いていた。


「二重底かしら?」


 ──パカッ……バシンッ!


「ア゛ーーーーッ!!!!」


 取っ手を外した途端宝箱が口を閉じフランシスの手は激しく挟まれてしまった!!


「死ぬ!! 死ぬぅぅぅぅ!!」


 ジタバタと手を振り回し宝箱を外そうとするフランシス。フユハは呼ばれる前にフランシスに回復魔法を掛けた。


「毎回飽きないわねアンタもwww」

 

 リゼリアはお腹いっぱいになるほどの草を生やし、無様に悶えるフランシスを指差した。


「 (#^ω^)おぉん?」


 ギリギリと歯ぎしりをし、フランシスはいつの日かリゼリアに復讐を誓った…………。

FF3の導師が可愛いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 導師…猫耳可愛い…
[良い点] >30G >死活問題 最高です (`・ω・´)シャキーン [一言] >(#^ω^)おぉん? 主人公はシーフですよね? (゜∀゜)/
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