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脈絡のない短編集  作者: 由布 叶
第1章 6英雄
3/6

【2】 6英雄 本編




青く澄み渡る空に真っ白な雲が泳いでいる。時折吹く風はやや冷たいが凍えるほどではない。

今日はとても良い日だ。前方には豊かな森が広がり、後方には遥か遠方まで草原が続いている。

とてもいい場所だ。毎年ここで行われている理由が分かると言うものだ。

ガヤガヤとこれから行われることで、あちらこちらから話声が聞こえる。

みんなモチベーションは良い様子。本当に、今日はいい試験日和である。


試験なんて滅びればいいのに。



     ***



「はぁ~」

本日何度目か分からないため息をつく。

「そんなにため息ばかりついてると幸せが逃げちゃうよ?」

「いいさ、逃げられるものなら逃げるがいいよ」

はぁ~、と再度ため息をつく。口元を手で押さえて。

「幸せ、逃がす気ねぇな」

「もう終わってしまったのだから仕方がないでしょう?」

「あとはなるようになるよ」

つい先ほど試験が終わった。一緒にわたしの成績も終わった。

結果はお察しの通り最悪だ。できることならやり直したが何度やっても同じな気がする。

学園の定期試験でなぜ魔物討伐をしなければいけないのか。

いくら人手不足だからと言って、いくら低級の魔物だからと言って、それを試験にするのは如何なものか。

これは「落ちこぼれ」のレッテルを貼られているわたしに対する嫌がらせなのか? そうなのか?

しかもパーティーメンバーが、学年上位成績者ばかりの実力者揃い。

学園側の配慮が心に刺さる。みんなには申し訳ない。足手まといがメンバーにいるせいで迷惑をかけている。

けれど、それにも関わらずしっかりと結果を残しているのだから凄いと思う。


メンバーのみんなに限らず今回の試験はどのパーティーもやる気がみられた。

理由は2つ。

「エリカ、戻ってたのか。どうだった?」

1つはこいつ。どういう関係かと問われれば「幼馴染」「腐れ縁」と答えよう。ちなみに、私より1つ年上だ。

今回の試験は他の学年も一緒に行ったため残念ながらここに居るのだ。

「いつもと同じね。想像に任せる」

「そうか……いつもこいつが迷惑をかけるな」

ええい、頭の上に手を乗せるな! 長身がそんなに偉いのか!?

 わたしは無言でその手を払い落とす。

「はい、あ……いえ、エリカもちゃんと自分の役割は果たしてますから」

正直に肯定しないでよ。彼女は治癒術師、後衛で支援を行う。

「今日はちゃんと魔物に攻撃が当たりましたから」

後で覚えてろよ。要らんことを言う彼はわたしと同じ魔術師だ。後衛で攻撃や防御などの支援を行う。

「ワタシらも結構強いので、フォローは任せてください!」

知ってるよ! 君らが優秀なことはね。彼女は短剣の扱いが得意でトリッキーな動きで敵を撹乱させる前衛だ。

「先輩には及びませんがオレらも毎日鍛えてますから!」

前衛で盾と剣を操り敵の注意を惹きつけるのが役割であり、薙ぎ払うのが彼の趣味であり、唯一の特技でもある。

世間では彼のような人を筋脳と言うらしい。

先の2人がフォローと言えぬフォローをし、後の2人が自分たちのアピールをする。

こんな所でチームワークを発揮しなくてもいいのに。

反論できない、ちくせう。


この幼馴染はモテるらしい。座学もでき、実技もできる。おまけに容姿も整っているとくる。

さらに追加すると、彼は卒業後城仕えが決まっている。男女両方から人気があるのだ。

その人気者が1つ年下の落ちこぼれと幼馴染で、事あるごとに気にかけるから四方八方から視線が刺さる刺さる。

痛いわ~、辛いわ~。醜い嫉妬は身を滅ぼすよ。言わないけどね。わざわざ忠告してあげるほどわたしは優しくないし、そんな義理もない。

それにわたしが言ったら逆効果だろうしね。

入学してしばらく、ヤツの人気を知ったわたしは他人のフリをしようとした。主に自分の為に。

それなのに、それなのに! ヤツの方から近づいてきてバラすものだからそれまでの私の苦労が一瞬にして水の泡になった。恨んでやる。

その時にはわたしも逆の意味で有名だったから。落ちこぼれ、と言う意味でね。

幼馴染に近づきたくて、甘い顔して近づいてくる下心丸見えの奴や、嫉妬や敵意をぶつけてくる奴が多くて大変だった。

すっごく面倒臭かった。ほぼ相手にもしなかったけど。労力の無駄です。

昔から舐められやすかったんだよ! むしろわたしのスルースキル舐めんなよ! 今は大分減った方なんだよ?


そんなんことをしていると、丁度前方の森から4人の男女が現れた。

その姿を見止めて学生の間からは声とも言えない声が漏れ聞こえた。

言わずもがな、彼らがもう1つの理由である。

驚くことなかれ、彼らは生ける英雄だ。6年前に魔王を打ち倒した救世主である。はい、拍手。パチパチ。

4人しかいないのは、残り2人は別行動をとっているからだ。

まあ、その2人は退っ引きならない理由がない限り人前には姿を現さないのだけれど。


閑話休題。


その4人の英雄様方が教師の元へと戻ってきた。

話している内容が聞こえるわけではないけれど、なんだかイヤな予感がする。こういう予感は昔からよく当たる。

6年前、確実に魔王は倒したけれどいまだにその影響は残っていて時折強い魔物が現れたと報告が上がるがあるみたい。

今回もそれだと思う。でなきゃ、あの英雄たちがわざわざ学生の試験に足を運ぶなんてあり得ないからね。

表向きは、学生の将来性を見据えた見学ということになっているけど。優秀な生徒がいたら声をかけますよ、というね。

どれだけの生徒が信じているのか。それなら最初から試験を中止すればいいと思うのだけど、分かったのがギリギリで中止の方が間に合わなかったらしい。こういう時にこそ権力を使ってほしい。

だから仕方なく彼らが来たのだとかもっぱらの噂です。ご苦労様でーす。


と、その時。英雄の1人、聖女様が弾かれたように森の方へと顔を向けた。

それと同時に他の3人も緊張が走る。

ワーイ、イヤナヨカンガアタッタヨ。

聖剣と呼ばれる剣を抜き、この国の王子殿下が駆けだす。その後を聖女様が追う。

彼女は天より授かりし力で瘴気を払う。

さらにその後を聖槍と呼ばれる槍を持った女性が駆ける。

残った魔術師の男性は聖玉と呼ばれる魔石を嵌めこんだ身の丈もある杖を片手に教師へ指示を飛ばす。

「クラスごとに整列させてください。念のために手の空いている教師の方は防御壁を張りますので手伝ってください」

「承知しました……クラスごとに整列しろ! 慌てるなー、落ちついて速やかに並べー」

あの教師は最高学年の学年主任。わたしは下ろしていたフードを被り、ローブを整え直すとそっと生徒の中に紛れ込む。

教師の指示の元、生徒が整列する。まだ魔物の姿は見えず、教師の間にも生徒の間にも余裕が感じられる。

後方では担当の教師たちが転移用の魔方陣を展開している。間に合うといいけど。

「エリカ、なんでそんなにローブをしっかり着てるの?」

フードまでして、と敵を錯乱する係の彼女が聞くから正直に答える。

「目立たないためだよ」

「何それ」

「とても重要なの」

「ふ~ん?」

よく分からないけど取り合えず返事をしたって感じかな? 彼女は小首を傾げながら前を向く。


「はっ! こんな所に!?」


魔術師が上げた声に全ての視線がそこに集まった。

途端に、辺りは緊張に包まれた。何かあったらしい。イヤだな。

どうやら森に駆け込んだ仲間の誰かから魔具を介して遠話が届いたようだ。

通話を終えた魔術師が耳打ちすると学年主任はこれでもかと言うほど目を見開き、顔を青くした。

わたしの位置からでも見えたのだから、他の生徒にも見えたはず。

不安や恐怖は瞬く間に伝播した。

「どうしたんだろ?」

「先生の顔見ただろ? どう考えてもヤバいことになったんだよ」

「わたし達どうなっちゃうのかな?」

「死にたくないよ……」 

あちらこちらからそんな声が聞こえる。

「大丈夫だろ。英雄様達がいらっしゃるんだから」

「そうだ。魔王を倒した英雄様だぞ」

逆にこんな声も聞こえる。


けれど、現実はそんなに甘くはないみたい。


念のため、できることはしといた方がいいよね?

「生徒の中で防御魔術の得意な者に防御壁を張らせてください。それと……」

魔術師と学年主任が話し合う声が聞こえる。

「……はい……はい。分かりました」

「それではお願いします」

学年主任が頷き各学年の主任教師に指示を出す。自分の学年は副主任に任せたようだ。

わたし達の学年主任が成績優秀な生徒を指名していく。優秀なうちのメンバーの魔術師も呼ばれたが、落ちこぼれであるわたしには当然声はかからない。よしっ!

魔術式の外部展開が苦手なわたしがいては逆に場を乱してしまうのである。

「……列を囲む様に配置につけ。そこからここの奴等を覆うドーム状の防御壁を展開するぞ」

先に防御壁を展開してた教師たちの内側へ、出来る限り等間隔に生徒を配置し、森のある方、前方に魔術師と主任教師が立った。

主任教師の担当は魔術ではないけど、責任者という事であそこにいるのかなと予想している。良い先生ね。

(魔力待機の付与(エンチャント)、魔力待機の付与(エンチャント)……)

発動直前の魔術式が線となり模様を描いていく。

それはわたしの身体に浮かび上がり、衣服の下でほんのりと発光する。


視線を感じてチラリ、と魔術師に目を向ける。

(うわっ、ヤバッ!目が合った)

慌てて目を逸らしさらに深くフードを被る。不自然だとか露骨だとか言われても知らない。

驚いた、冷や汗が止まらないね。

……視線が刺さる。むしろ威圧感が増した気がする!

再度チラリと視線を上げるとまた目が合った。

無言で顎をクイッと上げる魔術師様。わたしにそちらに行けと?

(お、おおおおおお落ち着けわたし。魔力待機の付与(エンチャント)、魔力待機の付与(エンチャント)……)

いや、もしかしたら人違いかもしれない。間違えてたら恥ずかしいもんね。

右を見る……左を見る……後ろを見る……もう一度前を見る。

何でわたしの周りには友人同士で手を取り合っているか祈っているか、隣人と話している人ばかりで前を見ている人が誰もいないの? 誰の陰謀?

『往生際が悪い! 速やかにこちらまで来なさい』

「っ!?」

耳に着けた魔具から突然声が聞こえた。声の主はたいへんご立腹のご様子。怖い。

生徒の合間を縫って可能な限り迅速に魔術師の所まで行く。

移動するわたしに気付いたクラスメイトに呼ばれた気がするけど、今は何よりも魔術師が一番怖い。

『ドラゴンの魔物を発見しました。かなりの瘴気を取り込んでいるようです。想定していた中では最悪の部類ですね』

移動中に魔具から現在の状況が説明される。一生徒であるわたしには要らない情報だよ。聞きたくないのに……。

『先行した3人が足止めをしていますが、仕留めるには決定打に欠けます。なので、さらに時間稼ぎとしてアスターを向かわせます。そして最後はあなたが止めを刺しなさい』


「異議あり!」

「認めません」

到着して早々異議申し立てをしたら即答で却下された。おかしくない!?

しかも、わたしを見てすらないよ! 

魔術師の視線は同時にやってきた幼馴染ことアスターに向いている。

「エリカ、何でお前がここに居るんだ? 危険だから列に戻れ」

主任教師が怪訝な顔で言う。

「呼ばれたんですよ。わたしだって不本意なんです」

「呼ばれた? 誰にだ?」

「そこの魔術師殿です」

ビシッと真っ直ぐに腕を伸ばして指をさす。

「人を指差してはいけないと教わらなかったのですか?」

「あだだだだだだ、ごめんなさい教わりました離してください」

伸ばした指を上に逸らされた。この悪魔め! 痛いよー。

「あの、この生徒が……」

どうしたのか、と主任教師が言い終わるよりも早く森から魔物が現れた。

「ド、ドラゴンだっ!」

「きゃー、助けて!」

上位の魔物であるドラゴンの姿を見たことで生徒たちはパニックに陥った。

唯一の救いは生徒たちによるドーム状の防御壁も完成しており、その制御権を魔術師が無理矢理引き継いだお蔭で防御壁内は二重のまま、外へは出ることができず生徒たちが散り散りになることを防げたことだろう。

教師たちは動揺したものの防御壁を維持した。すごい。

「予想より速い! アスター全力(・・)で足止めしてください」

「分かった!」


魔術師の言葉を正しく理解したアスターは言い終わるよりも速く走りだし、地面に沈んだ。

まるでそこが水であるかのように文字通り沈む。

数百メートル先に現れたドラゴンが何かに弾かれたかのように頭を上に逸らした。

言わずもがな、アスターだ。彼は影を渡る。

アスターは得意とするその特殊な技で敵を翻弄し、撹乱しながら時には死角から強力な攻撃をあたえる。

それが彼本来の戦い方なのだ。

現に、先ほどもドラゴンの死角から切り上げ、直ぐさま懐に入り込むと比較的柔らかい腹へ剣戟を見舞って再び沈んだ。

ドラゴンの注意が余所に向いている間に反対側から地面に浮上し同じように切りかかる。それを何度も繰り返す。

切られた場所から赤黒く瘴気にまみれた血を噴き上げドラゴンが怒りの咆哮を上げる。

アスターを張り飛ばそうと大きな尻尾を振り回す。

しかし、それを危なげなく避けて変わらぬペースで切り付けていく。

森から現れた時には既に手負いの状態だったドラゴンだけどアスターによってさらに傷を増やす。

けれど、あと一歩足りない。致命傷となるような攻撃を与えられないみたいだ。

「エリカ、準備はできているのでしょう。遠慮はしなくていいですから一発ぶっ放してやりなさい。特別です」


「えっ、いいの! ならやる!」


許可が下りた。いつもはわたしが魔術を使うと威力が大きすぎるから駄目だって言われるか手加減しなさいって言われるのに。

手加減するのは苦手なんだよ。

それが今日は全力でやっていいんだって! こんな嬉しいことはないね。

「アスター!! ……エ、エリカ、お前はとにかく下がりなさい」

アスターについては大丈夫だと思ったのか、思考を放棄したのか、私に対して主任教師が言うけどそれは聞けないよ。

「状況が変わりました。先生、残念ですがそれはできません」

 キリッとした顔で見上げる。

「エリカ!」

えー、こんな機会そうそうないから逃したくないの。気持ちは嬉しいけどさ。

「エリカ、カウントします。ゼロで攻撃、できますね」

「うん!」

質問の体をした決定事項。備えあれば憂いなし。準備はできいてる。

「5からいます。5」

1人防御壁から出る。余波で周りを巻き込まないように少し離れる必要があるのだ。

「4」

でも、許可が下りてるからさらに魔術式を重ねる。

「3」

目深に被っていたフードが交戦している前方からの余波で外れた。

「魔力待機の付与(エンチャント)、魔力待機の付与(エンチャント)……」

「2」

発動直前の魔術式が線となり幾重も重なる。

それはわたしの身体に浮かび上がり、腕に指先に顔にまで鮮やかに独特な模様を描いていく。

「1」

両方の手のひらを正面に向け、真っ直ぐに腕を伸ばす。砲台固定。

「ゼロ!」

消し炭すら残さずに消し去ってやんよ! いっきまーす。


ドッカーーーーーーーン!!!


耳をつんざく様な爆音と全てを蹴散らす爆風が辺り一帯を覆う。

不明瞭な視界の中吹き飛ばされそうになったわたしは誰かに抱きこまれ、突然の足場の消失。

考えるまでもなく犯人はアスターだ。地面に沈んだわたし。

ここで暴れてアスターと離れ離れになると地上に戻れなくなるのでおとなしくしている。

何も起きるわけないと分かってるけどドキドキ。


数分後、土煙が晴れた頃にわたし地上に無事帰還。解放。ほっ。

少し前までドラゴンが居た所には何もいない。あるのは広範囲の深く抉れた地面とドラゴンが流した血による瘴気のみ。

森の入口では聖女様が聖女としての力で行使する防御壁を張っているのが遠目に見えた。防御壁が森の全面を覆っているんだけど。

身を守るだけにしては大きくないかな? 森を守っているの? ねえ、誰から?

両サイドには王子殿下と聖槍遣いの女性がいる。3人とも無事そうだ。

後は聖女様が漂う瘴気を浄化すれば完了だ。わたしのできることはもうない。

久しぶりに全力で魔術使ったからすっきりした。

今夜は良く眠れそう。いつも熟睡だけどー。

ホントに今日はとってもいい日だったね。






以下補足です。


・この後エリカとアスターはクラスメイトと教師に質問攻めにされる。

・エリカが落ちこぼれなのは彼女が本来使う魔術とやり方が違うから。

・試験で組んでいたメンバーとは仲良し。実はいつもこのメンバー。

・この世界のドラゴンは西洋風の外見を想像しています。

・エリカは滅びた一族の生き残りで彼女が本来使う魔術は威力が強かったり、発動が違ったりと、独自の進化を遂げていて現時点で他に扱える人もいないから。安易に広めるべからずと上部が判断した。

・エリカは大雑把な性格で魔術の細かい制御が苦手。でも彼女が得意な魔術は威力大。

・文中の「何も起きるわけないと分かってるけどドキドキ」という場面。恋愛方面のドキドキか、命の危機のドキドキなのかは想像にお任せします。

・6英雄の内2人が別行動なのはまだ学生だから。休日とかたまにお仕事に呼ばれたりしている。

・顔があまり知られていないのは当時はまだ2人とも幼かったため他の4人が極力表に出さなかったから(社交等々)

・旅立った当初は大人組4人だった。旅の途中でアスターを拾い、エリカを保護した。

・学園卒業後はアスターと同様にエリカも城仕えの予定。

・エリカが魔力待機の付与を行っている時、魔術師はカウントしながら魔具を使って他の仲間と連絡をとっていた。

・アスターはカウントが0になった瞬間に地面に沈んでエリカの元まで来た。余波で飛ばされることを予期していたもよう。

・本編にあまり生きなかった設定として、エリカは小柄。外見は小動物のようで可愛がられる反面舐められやすい。

・同じく生きなかった設定。アスターは黒髪。長身ではあるけど特別大きいわけではない。エリカが小さいだけ。

・生きなかった設定。聖女様は教会の所属。魔術師は貴族。槍遣いの女性とアスター、エリカは元平民で現在は貴族の養子。

・生きなかった設定。王子殿下と聖女様、魔術師と槍遣いの女性は恋人同士。ちなみに、アスターとエリカの相手は未定。


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