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ラノベを否定するのは資本主義の否定と同義



 俺は基本的に、そういう価値観は、現実を知らない奴の戯言だと切って捨てるのだが。

 まあやはりか、大好きなモノを否定されると、吐かずにはいられない、お返しの戯言ってのがあるわけだ。


 現在のラノベ業界には、確実に実力者が集まっている。

 金が集まっているのだから当然だ。

 多少は商業主義で自由な芸術活動が阻害されるが、まあ誤差以下だ。

 本当に実力があるのならば、ラノベという表現の媒体で、縛りがあっても、確実な価値という形での成果物が出せるからだ。


 もちろん好みが合わないってのは分かる、

 ハイファンタジー一強体制の現在、それが生理的に受けつない奴にとっては地獄だ。

 

 でも時代に逆行するだけで、頑固に対艦巨砲主義を主張するのと同義、好みは変えればいいだけだと俺は言おう。

 過去、空母で航空機で無双するのが正道だったように、

 現在はハイファンタジー系統が良いのだから、それで良い、最善で正解ではないか?

 いつしかそれに限界が来れば、おのずと変わろうからな。

 芸術だって、戦場のようなモノでしかない訳だからな、

 それが分かってないと、現状で活躍している媒体、兵器としての有用な性能を発揮しているモノに、文句を垂れる訳だ。


 ただ一つの冴えたやり方だろうがよ、ラノベは。

 もし文学が衰退してたのに、ずっとそれに縛られて、

 ラノベのような新媒体が出てこなければ、日本の文化は絶対にワンランク以上詰らなく、落ちてたね、断言してやろう。


 所詮は馬鹿に合わせて、アホでも楽しめるような形にしなければ駄目だったんだよ。

 インテリ連中は、この情報化社会、勝手にやるだろうがよ、

 情報収集能力も、昔と比べて格段と良くなる下地もツールも整っている。


 確かに、現状で満足できない、その事実は俺にだってある。

 だが、それだけで、己が利益を得る為だけの施策を言うのは間違っているのだ。


 俺だってラノベは潰れても良いよ、それなりにレベルアップして、もう用が無いからな。

 俺が必要としてるのは、もっと高尚でハイインテリジェンスな媒体、その他の何かだ。

 ハッキリ言って、馬鹿共を啓蒙するだけに特化した感じの、今のラノベ系統のオタク文化に、大量に資本が投下されている現状、

 特になにも唾棄すべき鬱屈鬱憤が、俺は無い訳じゃないからな。


 それでも、現状のラノベは最強だ、屈指の影響力を世界に持つ媒体なのは、絶対に否定できない事実だ。

  

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