表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と彼女の交換日記:春  作者: 齋藤 一樹
1章
6/70

前虎後狼(前編)

そしてその日の放課後、僕は桜さん(いくら僕の考えたことといえど、後ろのやつというのは失礼なので、こう呼ばせていただく)に、片手を拘束されて、ランニングを(物理的に)強制的にやらされていた。

これが僕だけなら、いちおうこの突然の行動に考察が出来たことだが、残念ながら僕のとなりには幼なじみくんがいる。ただでさえ意味がわからないのに、これ以上ややこしくしないでくれ。

この全くもって意味不明なこの動きが始まったのは、帰りのホームルームが終わったあとのことであった。


その時、僕は後ろから絶えず注がれる謎の視線に冷や汗を掻きながらも逃げるという選択肢以外は授業中に行った脳内会議で排除していたので早速教室から脱出しようとして構えていたが、左手を掴まれた時点でもう無駄だと悟ったので諦めた。

すると、今度は僕の腕を掴んだまま、帰宅の路」についていた幼なじみも強引に腕をつかみとりそれで僕達を誘拐した。


そして、今に戻るというわけだ。と、ふと桜さんが止まったので僕はスピードが落としきれなくて転びそうになったが、なんとか持ちこたえられた。上を見上げると、そこには、

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ