表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と彼女の交換日記:春  作者: 齋藤 一樹
6章
54/70

僕の思考(前編)

僕は桜さんのことをどう思っているのか、と思う。それは、関わりがよいのでほぼ親友となったも同然の中なのではあるのだが、それにしては馴れ馴れしいというか……。そこで僕はこう思った。なぜこんなことを考えているのか、とだ。その原因は体育の授業中に行われた拓武と、ついでに成田さんの会話へと遡る。というか、成田って苗字、珍しかぁないか?それで、僕は空想の世界へと入っていった。


その時、拓武が話しかけてきた。

「そういえやよぉ、お前、桜のことどう思っているんだ?」

そんなことを言われてもなぁ、僕は判断に困る問題だぞ、それ。僕の言い訳ともとれる戯れ言に対し、やれやれと言わんばかりにかぶりを振る拓武は続ける。

「俺からの忠告だ。あいつはなぁ、お前に恋をしている。そんな目をしているんだ」

僕は言い返した。「んなばかなことあるか」と。すると、いつのまにか話に入ってきた成田さんがこういった。

「ボクはそのことはわからないけど、でもそれってキミはきずいているんじゃぁない?」

いちおうだが、日本語おかしいぞ。まぁそれはいい。それで、僕にはそんなには見えぬのだがな。あいつは、女ともあんな感じに話しかけてけてるしな。まぁいい。さて、僕はもう付き合ってられない。さっさと退却だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ