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極小の水曜日
僕は、部長と対談をしていた。しかも、二人という絶望的なシチュエーションで。これで美少女とかであったらどんなにいいことであろうと想像しながらも、だんだんと現実から心が離れていきそうになり、踏みとどまる。この学年の自称(←ここ注目!)マドンナとは言わなくとも、せめて部活初日に顔合わせした、橘さんレベルのほうがまだいい。といっても別に彼女はブサイクである、ということではないのだが。僕は、部長にだすネタを考え、そして思いついた。
「そういえば部長、昨日の映画見ました?」
すると部長は、こう答えた。




