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前編
その日、僕はとくにすることもなかったので、しかたなく読書をしていた。とはいっても教室ないでは出来なかった(諸事情があり)ので、いまは部活ちゅうである。そういいえば、日曜だっけ?買い出しにいくってのは。まあ、それはいいとして(その時の僕はどちらかと言うと行きたく無かった。)僕は桜さんのことで気に病んでいた。とはいっても好きになったとかそういうわけではなく、多重人格についてである。そりゃああんな素っ頓狂な話を聞かされても、僕は信じられないし、今でも半信半疑ってところである。だが、僕は彼女が本気でいっているような気がしてたまらない。僕はかぶりをふった、こんなことを考えていてっも、なにもはじまらない。今は授業に集中しなくては…やべ…ねむく…なってき…た……。あ…、桜さ…いや、四季………。




