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僕と彼女の交換日記:春  作者: 齋藤 一樹
序章
2/70

僕と幼なじみの謎会話

放課後、僕は1人で帰るのはさすがさびしかったので、幼馴染と帰っていた。幼なじみといっても、よく小説に出てくるような女の人ではなく、近所付き合いの男である。また、こいつは僕の数少ない友人であり、趣味が通じ合う希少価値の高い人であった。

と、その幼なじみが話しかけてきた。

「そういえば、俺、見たぜ」

何をだ。昨日の深夜アニメ話なら聞き飽きたぞ。あ、そういえば、こいつはsfも好きだが重度のオタクだったということを言っていなかったな。そうだ、こいつは重度のヲタだ。何回アニメの世界に連れて行かれそうになったか。ふぅ、やれやれ。

「お前と女が話しているところなんぞ、初めてみたぞ」

ああ、それの話か。それにしたって、お前なんかズラがいいのに女どもから避けられてたよな。そんな趣味だからだ。君は趣味を直せ。そしたら女どもから避けられることはないだろうに。

「そんなことをしたら俺は僕ではなくなってしまう!」

おい、一回の言葉で一人称を変えるな。やたらとめんどくさいから。

「ああ、すまん。ってもしかして、それって俺への嫉妬か?」

お前に嫉妬するところなんぞねぇよ。同情ならすしやらなくもないが。

とまぁ、僕の幼なじみはこんな感じに人の空気を読めないような腰抜けチキン野郎だが、困っている人を見つけるとすぐさま体が動くみたいないい人ではある。

僕は幼なじみと先ほどみたいな会話を続け、自宅前で解散をした。

今日はなんだか家で良からぬことが起こっているようなきがするのだが。まぁ、大丈夫だろう。

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