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僕と彼女の交換日記:春  作者: 齋藤 一樹
序章
1/70

僕と彼女のファーストコンタクト

話が進みます。

この高校は丘どころか埋立地なので、わざわざ山登りをしなくてよかった。と考える。なにしろ中学校では少し高い丘をえっちらおっちらと登らなければならなかったので、平面になれなければならないな。

それはともかく、これからわくてかな高校生活が始まるのである。とはいったものの僕はただただ暗い顔をしていた。僕の脳内では高校で新しいスタートを切ろうといっているポジティブ思考と、どうせ変われるわけがないと思っているネガティブ思考が脳内を駆け回っていた。

その両極端の思考パターンは、入学式になっても駆けまわり、おかげで全然集中出来なかった。そしてそのままクラスへ直行、教師の自己紹介というか自慢話を嫌というほど聞かされ、あげくに話すことがなくなったらしく、自己紹介をしろとか言い出した。

まぁ、予想していた展開だからそれほど驚くまい。そして僕の自己紹介は終了し、その後も難なく終わった。

ここまでは予想通りだった。だが、すべての始まりは下校前に始まった。(こんな大袈裟に表現する必要もないか)

その時、僕の後ろの席のやつが声をかけてきた。女で、美人だった。

「ねぇ、キミって、sf好きそうだよね」僕は少し目を見張った。自己紹介にはそんなことを言っていないからだ。と、僕がどう返事しようか悩んでると

「わたしもsf好きなんだ。これからよろしくね」

といった。そのままその女は帰っていった。

その時は、少し思考が停止して、どう答えれば良いのか分からなかった。

だがしかし、これだけは言える。


この瞬間から、僕の人生が変わり始めたことを。

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