最低の國 用語集(2015.3.7加筆)
※新しいものが出てき次第追加致します。
●特別クラス(とくべつくらす)
弐本國の政府の意向により設立された、学業や素行に問題のある中学3年生を集めたクラス。表向きには「隔離校舎で学業に励ませ、成績を向上することが目的」とされているが、本当は弐本國を荒らすモンスターの討伐部隊養成所。国が運営する神聖学園の中等部から発足し、徐々にその数を増やしている。人数は10人以下と少数で構成されている。
●弐本国
極東の島国。独特の技術を持った世界有数の「平和」な国だが、現在はモンスターの襲来に手を焼いている。政府の考えですべてが決まる全体主義の国家。
●慈衛隊
弐本國の安全を保つための防衛組織。誰もが憧れる公務員であり、軍隊とは違う。特別クラスが設立されるまでは、戦車や戦闘用飛行機といった昔ながらの装備でモンスターと戦っていたが、現在は政府の意向により、特別クラスに前線を任せて民間人の安全確保のみに特化した組織になっている。
●モンスター(もんすたー)
弐本國を脅かす存在。明確な目的や出処は一切不明。様々な形状と攻撃方法で街を荒らしている。何故か都市部に出現することが多く、現在政府が全力を挙げて全てを調査している。
●戦闘機 ワルキューレ(せんとうき わるきゅーれ)
弐本國が独自に開発した、モンスター迎撃用の人型で二足歩行のロボット。人がすっぽり入ってしまいそうなドラム缶に鎧を巻きつけたようなシルエットで、あまりかっこいいとは呼べないが、モンスターに対する効果は絶大。内部にバッテリーが入っており、連続稼働時間は2時間が限界。サーベルが1本と、手にガトリングガンが標準装備されている。
●戦闘機 ヒルド(せんとうき ひるど)
ワルキューレの前身。現在はワルキューレが開発されたため数が減ってきている。以前は慈衛隊のパイロットが搭乗して前線に立っていた。
●退魔教会
「入信すればモンスターに襲われない」という謳い文句で信者を増やし続けていた宗教団体。信者は高額な祭壇を購入して、毎日決まった時間に祈りを捧げることを義務付けられているが、その行為に科学的な根拠は存在していない。藁にもすがる思いで入信する富裕層のおかげで教会の上層部はとても潤っていた。創立3年目で遂に組織的な詐欺や構成員の殺人未遂が立て続けに発覚し、現在は国で規制されている唯一の宗教である。