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異世界行っても漫画家目指す!でもその前に……  作者: ひさなぽぴー/天野緋真
幼年期編~でもその前に、筆記具だ!~
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◆第25話 ムーンレイスにて

 ダリル率いる隊商の護衛として、藤子が魔法王国ムーンレイスへ入国したのは、ちょうどセフィが鉛筆の開発を終えた直後の初冬であった。

 シェルドール諸侯連邦ほどではないが、南方に位置するこの国は冬でもやや暖かい。しかし、グランド王国との国境にそびえるマグナルス死火山から吹き降ろす風が冷たく、人々の体感温度はあまり北国との差がなかったりする。


 だが、そんな寒風吹きすさぶ冬の道を歩く藤子に、防寒具の必要はない。


「あんたを見てるとこっちが風邪ひきそうだぜ……」


 同僚はそう言い、


「いやー、そんな魔法なんてあったんですなあ」


 依頼主はそう笑った。


 そう、藤子は服装を変えていない。肌の露出もそのままに、けろりとしているのだ。

 それというのも、彼女が温度調整を常に行っているからなのだが、道ですれ違う人からは、元々異国情緒全開の衣装も相まって、注目の的である。


 まあ、奇異の目で見られることに本人が動じていないので、誰も損はしていないのだが。


「トーコさん、考え直してはいただけませんかねえ?」

「すまんな、ダリル。元々わしの目的地はここだったのでな。しばらくは移動する予定がない」


 ムーンレイスが都、クレセントレイクのギルド支部で、藤子はダリルに引き止められていた。

 2年に渡って彼の護衛を務め、快適すぎる旅を提供してきた藤子であったが、2人は遂に別れの時を迎えていたのである。


「……うーん、やっぱり気は変わりませんか……仕方ないですねえ」


 実に残念そうに、ダリルはこぼす。


 紛うことなき本音であろう。何せ、藤子が同行している間、彼は魔獣にも追いはぎにも一切悩まされることなく、利益が右肩上がりで膨れ上がっていく様を実体験している。ここで藤子を手放してしまえば、その安全な道中が脅かされることに他ならないのだ。

 かといって、藤子がそこに情を挟むことはない。友誼は感じているがそれ以上のものではなく、あくまで互いに利益を給し合っていただけなのだ。


「……わかりました。では、今回の依頼の更新はなしということで」

「うむ。悪いな」

「いえいえ、誰にだって都合はありますからな。……その代わり、一つお願いをしても?」

「ふむ? 内容次第じゃな」


 腕を組んだ藤子に、ダリルが顔を寄せる。

 耳打ちを望んでいると察した藤子は、それに合わせて身体を傾けた。


「実はですな……私の末の娘を見つけてもらいたくてですな」

「むう? 駆け落ちでもしたのか?」

「ははは……まあ似たようなものですか。いや、旅商人に嫁いだんですがね、数年前から音信不通なんですよ」

「ふむ……それは穏やかではないな」

「ええ……何かあったのではと思って、私も店を長男に任せて各地を回ってるんですがね。これがまた……」

「見つからぬ、か。まあよいじゃろう、行く先で会うことがあれば、何ぞ伝えておこう」


 答えながら、藤子は心中で、まあ既に死んでおろうとつぶやいた。


 ここは地球ではない。旅に次ぐ旅の中で人が死ぬなど、日常茶飯事なのだ。ティマールが鳴くほうが、よっぽど珍しいと言うものである。

 酷なようだな、現実とはえてしてそういうものだ。


「ありがとうございます。娘の名はトレアと言います。あと……最後に届いた手紙では、ティーアという孫が生まれたと書いてありましたので、そちらも……」

「トレアに、……ふむ、ティーア、か。わかった、覚えておこう」


 聞き覚えのある名前が出てきたが、それは口には出さない。顔を合わせたこともないので、関連性がわからないからだ。


「ではわしはここで失礼しよう。今夜の宿を探さねばならんのでな」

「ええ。お気をつけて、トーコさん」

「お主もな、ダリル。……レストン、後は任せたぞ」

「おう、任せとけ」


 最後に、長らく行動を共にした同僚と拳を突き合わせて笑いあうと、藤子はギルドを後にした。


 ギルドの外に出れば、たちまち北風吹き抜ける寒さがやってくる。暖房が利いていたギルドとは、雲泥の差だ。

 そんな中を、白い息をはきながら藤子は雑踏へと消えていくのであった。



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



 クレセントレイクは、その名の通り湖のほとりの山裾に建てられた街である。山自体はそこまで高くはないが、そこにそびえるクレセント城は美しい白亜の山城であり、遠目からも際立っている。

 ふもとの平地は扇状に広がり、そこに街並みが土地を埋めるように並んでいる。整然と並ぶその様子は歴史も古く、最も古い区画では先史時代の遺構も存在する。


 そんな城と街によりそう湖は三日月状であり、これもまた街と同じくクレセントレイク湖と呼ばれている。この湖はアステリア大陸最大の淡水湖であり、その規模はエアーズロックの各町程度くらいならすべて沈むほどだ。

 また、湖中に浮かぶ小島には、満月の神ティライレオルを祀る神殿が建てられており、こちらもまた城と同じくよく目立つ。


 その様子を眺めた藤子は、思わず「安土城みたいだな」という感想を抱いた。


 そうした街や国の情報を集めていると、自然とこの国がシエル王国やグランド王国とは比べ物にならないほど豊かであることもわかってくる。

 そもそも、街を行き交う人々の出で立ちからして違う。彼の二か国ならば、上流階級が着ていそうなものを、平民だろう人々が着ているのである。

 宿屋の等級も数も豊富だし、出てくる食事も明らかに違う。量も質も、藤子がこの世界に来てから最上級のものが出てくるのだから、国力の差は歴然だ。


 そんなムーンレイス国民の暮らしぶりと、手にした本の中身を照らし合わせながら、藤子は思う。

 ムーンレイスが、国力の劣る二か国と同盟を結ぶ意義が、セントラルとの戦争時の負担と危機の軽減だけに集約されているのだろう、と。国境で隣接していない両国にとって、シエルやグランドはその程度の存在でしかないのだろう、と。


「外交も戦じゃのう」


 彼女のそのつぶやきは、豊かな生活が広がるクレセントレイクの街並みに吸い込まれて消えた。


 ここは、繁華街から外れたところにある高台の公園だ。人数はあまり多くはないが、街の大部分が一望できる。

 ここで藤子はベンチに座り、歴史書を高速で読み進めていた。クレセントレイクの貴族街に建つ、大図書館から合法的に拝借してきたものだ。


 ムーンレイスは、魔法立国である。当然古くから書物の重要性を理解し、古今東西を問わず様々な書物を様々な人間が収集してきた。それらが集まるのが、クレセントレイクの大図書館だ。

 一定以上の身分や、そうした人たちの紹介、あるいは冒険者であればシルバー以上のランクのものなら、この図書館への出入りが許される。

 さらにミスリルクラス以上ともなれば、この大いなる知識の殿堂から本を一時的に借りることすらできる。藤子はこの権限を、最大限に利用しているのである。


 もっとも、藤子の目当ては貸出どころか閲覧すら国の承認がいるような、禁書や古書の類だ。ちまたで普通に漏れ聞こえる世界の歴史よりも古い先史時代、あるいは時代不明の本が特に藤子は閲覧したかったが……禁止されていると言われれば、ひとまずは引き下がるしかなかった。

 もちろん、諦めるつもりはさらさらない。とりあえず閲覧できる本を先に片づけた後に、しかるべき手段でごっそり読ませてもらう腹積もりである。こっそり、ではない。ごっそり、だ。


「……なるほど、大体分かった」


 本を閉じて、ひとりごちる。そしてしばらくそのまま、読後の軽い達成感に浸る。

 ムーンレイスの歴史を消化して、次は何を探るかと頭の中で考える藤子。とりあえずは、そろそろ魔法書の類か……などなどを考えつつ、彼女は席を立った。


 同時に本を亜空間に仕舞い込みつつ、入れ替わりで大銅貨を3枚取り出す。そのまま、公演の入り口付近に立つ屋台へと足を向けた。

 屋台の主は、藤子が歩み寄るのを見て、営業スマイルを浮かべる。彼の耳は、横にとがっていた。月人族ムーンライトである。


 人間族スターズ陽人族サンセットに次ぐ人種であり、ムーンレイスでは最も人口に占める割合が多い人種だ。見ての通りの身体的特徴を持つため、藤子の他、セフィのような地球出身者が見れば、即座にエルフと断じるだろう。

 もっとも、地球人が一般的にエルフという言葉から想像できるような要素は、彼らにはない。寿命は他の人種と大差なく、魔法や弓に特別優れているわけでもない。神の5色も大した別なく現れるので、本当にただ耳が長いだけの人間といった雰囲気だ。


「おう、2つくれ」

「あいよ、大銅貨2枚と銅貨2枚ね。……はい、お釣り銅貨8枚」


 さすがに都会は物価が高い、と思いながら藤子は、その月人族ムーンライトの店主と、品――甘辛いソースで味付けされた肉をはさんだパン2つと金をやり取りして、先ほどまで腰かけていたベンチへと戻る。


 しかしそこには、1人の少女が腰かけていた。藤子以外は、誰もがいつの間にと思うだろう。それほど周りに気取られることなく、その少女は現れたのだ。


「トーコぉー! やっと、やっと見つけたよぉ!」


 彼女は、近づいて来る藤子を見て開口一番、そう言った。そして大げさに両手を広げながら、藤子に向かって走り寄る。

 それを寄せ付けず、藤子は手にしていたパンを1つ、少女の顔目がけて放り投げた。少女は慌てて足を止めると、それをおたおたと受け取る。


「い、いきなり何するのー! びっくりしたじゃない!」

「これくらいは反応できるようになったか」


 唇を尖らせる少女にくくく、と笑い、藤子はどっかとベンチに腰掛ける。

 それを見て、少女は「もー!」と言いながらその隣に座った。


 少女の姿は、この豊かなクレセントレイクの街にあってまるで似つかわしくない、みすぼらしいものだった。ぼろに近い服は、防寒の役割をほとんど果たさないだろう。足元に至っては裸足だ。寒いはずがない。

 実際彼女は小刻みに震えながら、投げてよこされたパンを、それはそれは嬉しそうにほおばるのであった。


「ふぁ、あちち……できたてだあ、うわー、おいしい! やっぱりムーンレイスは違うなあ……!」


 感動しているのか、やや涙目になってそう言いながら。


 そんな少女がパンを食べている様を、藤子は横から眺めていた。自身も同じパンをほおばりつつ。

 少女の姿は、藤子と同じく目を引くだろう。だがそれは、決して貧しい身なりをしているからではない。


 少女は、肌が青いのである。目の覚めるような青、というわけではない。どちらかというと透き通るような、やや半透明に近い青だ。日本人ならば、水色と表現するだろうか。

 髪はそれに合わせたかのような水色だが、この世界において水色は青とは厳密に区別される。なぜならこの色では、カルミュニメルの愛を受けているとは言えないからである。

 一方、瞳は赤い。ナルニオルに愛されていることは一目瞭然だ。


 少女の種族は、魔人族ダークムーンと言った。魔獣の血を受け継ぐ人種であり、闇の国ブレイジアに最も多く住む人種だ。

 月人族ムーンライトと同じく月の名を持つこの種族は、同じくとがった耳を持っている。だが最大の特徴はこの少女のそれのように、人ならざる者の肉体的要素を併せ持つことである。

 他にもいくつか、他の種族ではありえない部分を持っているが……それはひとまず割愛とする。


「しかし……まさか本当にここまでついてくるとはのう……」


 少女がパンを食べ終わった頃合いに、藤子がふと口を開いた。


「えっ? まさか来れないって思ってたの?」

「うむ、途中での垂たれ死ぬであろうと思っていた」

「ひどい!? じゃあ私を殺すつもりだったってことー!?」

「おうよ」

「言い切った!?」


 顔芸とでも言うべき顔をしながら、少女が大げさな身振りを取る。

 漫画ならば、ここにガビーンなどの文字が浮かび上がるのだろう。


「そもそも、わしは弟子なぞ取るつもりは一切ない。はっきり言って邪魔じゃからのう」

「ぅえ、え……えう……」

「じゃから無理難題を吹っかけたつもりだったんじゃが……」


 そこで藤子は顎に手を当てて、うーんと軽くうなった。


「……乗り越えてきおったわ。とんだ根性よ」


 そして笑う。いつものように、にやっと。

 対する少女は、今にも泣きそうな顔でがっくりとうなだれている。


 少女はいつだったか、リヴィエイラの騒動でたった1人だけ捕縛を免れた大山旅団たいざんりょだんの生き残りだ。たまたま藤子に峰打ちを食らうことがなかったため、あの場から逃げることができたのだ。

 その時は何も気にしていなかった藤子だったが、彼女は後日、藤子の前に現れた。


「お願い、弟子にしてほしいんだ!」


 そう言って、土下座しながら。藤子の強さに、心底憧れたのだと言う。

 しかしそんなことを言われたところで、弟子を取るつもりなど藤子にはなかった。彼女が自ら語った通り、邪魔なのである。


 そもそも藤子は、自他ともに認める天才だ。そして天才であるが故に、彼女は自分と同レベルを他人にも求める癖があった。彼女にとって、たいていのことは自分でやったほうが早いのである。

 そのため他人の実力を基本的に信用していないし、むしろ何かをするに当たっては効率が悪い、つまり邪魔という評価を下すことになる。天才であるが故の悪癖とも言えるだろう。


 だから、藤子は言ったのだ。


「では、わしについてこい。ムーンレイスまでついてくることが出来たら、弟子にしてやろう。ただし徒歩で、武器は一切を禁止とし、装備の新調も許さぬ」


 と。


 明らかに無茶ぶりである。あからさまに「弟子になんてしねーよ」と言っているも同然である。

 しかし、少女はそうは思わなかったようだ。彼女は愚直に言われたことを守り、必死に食らいついてきたのだ。だからこそのこの恰好なのだろう。


 事実、彼女の記憶を読んでみれば、両手では数えないくらいの死の危険を何度も味わいながらも、歩き続ける姿をまざまざと見せつけられる。

 なるほど、本当に装備の新調をしなかったのか、と思いながら藤子は改めて、少女の恰好を見る。


 ぼろ一枚。裸足。ろくに手入れのされていない肌や頭髪。震えている身体。


 さすがにこれはやりすぎたかと、いくら藤子でも思う姿であった。


「……着ろ」


 そして藤子は、いまだに沈みこんでいる少女の身体に、ぶかぶかの貫頭衣をかぶせた。

 突然のことに、少女は目を丸くしてそれを手に取る。


「……え?」

「着ろ。その姿では寒かろう」

「……う、うん!」


 藤子に言われて、少女はおたおたと着替えはじめる。


 ぼろを脱ぎ捨てればそこには、道中で脂肪のすべてを使い果たしたのか、あばらの浮いた細い胸板があらわになる。まさに浮浪児のような身体つきはひとえに、ここ2年ほどの不健康な生活が原因であることは火を見るより明らかである。


 構造自体は簡単な貫頭衣は、すぐに少女の身体を覆った。だが、かなり大きい。ぶかぶかで、完全に服に着られている状態だ。


「……え、わっ? え、あ、ええっ?」


 少女がうろたえる。

 無理もない。今しがたようやく着た服が、みるみる縮み始めたのだから。だが、うろたえたところでどうにかなるわけもない。


 服はどんどん縮んでいき、遂に少女の身体をぴったりと覆う大きさになった。完全に彼女の身の丈に合うように、自動で形状が変わったのだ。


「……なにこれ、すごい!」

「あとは……これで最低限のものはそろうじゃろう」


 次に藤子は、どこからともなく靴を取り出した。一目見て、少女には合わない大きさであることがわかる。

 しかし先のことがあった少女は、何一つ不平を言うことなくそれに足を入れた。


 すると……こちらもまた、少女の身体にあった大きさへと変化した。それも、完全にフィットしている。この履き心地は、ワンオフ品でも出せないんじゃないかと、少女は思うことだろう。


 これらは、藤子が今までの異世界で収集してきたアイテムの一部である。

 少女はわかっていないだろうが、その性能ははっきり言って、この世界では絶対に手に入らない究極の逸品だ。

 身体強化はもちろん、技術に対しても強化補正がかかり、さらには体力、疲労の自動回復効果、ゲームで言うところの状態異常無効など、ありとあらゆる効果も持つ。セフィの言葉を借りるなら、オーパーツである。

 どんな人間であろうと、着用者にあったサイズへ変化する性質は、そんな異常なまでの高性能のごく一部にしか過ぎない。


 この世界で手に入れた道具もあるにはあったが、こと服という分野においてはろくなものがなかった。何せ、ダンジョンでドロップしないのから仕方がない。


「これでよいな。さて……ええと、そういえばまだお主の名を聞いていなかったな」

「あ、そうだったっけ?」


 嬉しそうな顔を向けながら、少女が首をかしげる。それに対して、藤子はそうだ、と答える。


 何せ、そもそも見捨てる気だったのだ。名前など聞くだけ無駄と思い、一切尋ねなかったのだ。

 しかし少女は、言いつけを守り条件をクリアした。となれば、次は己が約束を守る番だと藤子は考える。


(嘘は好まぬ。元はと言えばわしが蒔いた種、なれば責任は取らねばのう)


 と。

 だからこそ、名前を聞く気になったのである。


「私はセレンって言うんだよ、トーコ!」

「ふむ……セレン、か。よかろう」


 少女――セレンの名をしかと聞き届けた藤子は、すっと立ち上がって公園の外へと足を向ける。

 セレンはそれを拒否と見たのか、残念そうな顔をしてそんな藤子を見送ろうとした。しかし……。


「……おい、何をしておる。さっさと行くぞ」


 そう言って、藤子は顔を向けたのであった。


 それを聞いた瞬間、セレンはぽっと大口を開いて呆然とし……それから、じわじわと喜びを顔に広げて、最後に満面の笑みになって頷いた。


「うん! どこまでもついてくよ!」


 セレンの返事を聞いて、藤子は改めて歩き始めた。今度はもう、振り返らない。しかしその後ろに、セレンがぴたりと続く。


 異世界人、藤子の道行きに、1人の道連れが加わった瞬間であった。


ここまで読んでいただきありがとうございます!


今回から、またしばらく藤子編です。

一人称も三人称も、少し書くと違う人称で書きたくなるので、今の執筆スタイル実は結構気に入ってたりします。


さて藤子編、ようやく女性キャラが増えましたね。百合のタグをつけておきながら今までさっぱりでしたが、やっとそっち方面の描写を入れて行けそうです。

もちろんそんな感じのシーンが入る場合は、事前の通告通りサブタイの後ろに米マークつけますので、ご了承ください。

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