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大どんでん返し

18歳の少年はとても重要な局面に立たされていた。


勝てばリーグ優勝が決まる試合、9回裏2アウト満塁のフルカウント。

点差は3点差、ホームランを打てば逆転という場面。


少年はヒットではなくホームランのみに狙いを定め。

投手の決め球であるストレートに山を張った。


決意を固め、改めて強く握り直し、投じられた運命の一球、ボールはストレート。

狙い通りのボールに思いっきりバットを振り抜いた。


「カキーン」気持ちいい打球音が鳴り響いた後、打球はぐんぐんと伸びてスタンドに吸い込まれていった。

少年は大きくガッツポーズをした。その時、遠くから声が聞こえてきた。


「ご飯出来たわよー」「はーい今行くー」


少年は母の呼ぶ声に元気よく返事をした後、ゲーム機の電源を切り、リビングへと降りて行った。

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