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元彼

作者: @CreA

 彼氏と別れたのは少し前。まだ桜が咲いてる頃だ。

 

 散ったのは私。もうアナタの知ってる私は此処に存在しない。



 多彩な色を放つイルミネーションも派手な真紅のドレスも私の目には白と黒でしか映らない。


「変わったね」とアナタは言うが、変えたのはアナタ。


 何度も言うが、あの頃の私はもう此処に存在しない。初心うぶで恥ずかしがり屋の私は死んだ。


 別れても逢っている私を、安い女だなんて思わないで。アナタだって白と黒でしかないのよ。


 優しくなんてしないで。私は素直じゃないの。だからまたアナタを怒らせる。いくら求められても、今のアナタに抱かれるつもりはないから。



 アナタが私の手を握る。それで私を抑えたつもり? 私は泣いたり怒ったりしないわ。アナタの前じゃ弱さを見せたくないの。


 そんなに激しく下唇を噛まないで。この赤い血が流れ落ちても、私はちないわ。


 ただ、アナタのその長いまつ毛が肌に擦れるの。卑怯じゃない。


 いっそ、その硝子がらすの灰皿で私をぶって。何もかも壊して。私は卑怯なの。


 世界でアナタだけになら、殺されても構わない。



 アナタは耳元で囁く。


「やり直さないか。昔みたいに」


 アナタが良くても私が困る。だってもう変わってしまったから。


 だから言葉遊びなんていらない。もう一度、私の網膜もうまくをぶち破って頂戴。


 今の私を愛して。



女心を描いた~。とか言ってますが、女性じゃないので女心はわかりません。あしからず……

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