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2話

一話から読んでね!

??サイド



どれほど前からいるかわからないまどろみの中

つめたく自分を覆っているなにか

ぼんやりとした意識

それがわいの日常やった


何をするでもなくただ一日ぼーっと過ごす

そんな日が今日も始まる...はずやった


いつも通りぼーっとしとった

するとどこからか

パキッという音が聞こえてくる

パキパキパキパキ...

しばらくその音が鳴っとった


ぼんやりやった頭がだんだん冴えてくる


パリンッ



その音がなったとき、わいの意識はまどろみから一気に引き上げられた


目が覚める


それは久しぶりの目覚めやったなはずなのに酷く意識ははっきりとしている

その理由はすぐにわかった


おるんや、わいの大切な存在が

友達やないし、恋人でもない

かと言って血も繋がっていないんやけど……”兄弟”と呼ぶのが一番近いと思う


兄弟に会いとおて、自分を閉じ込めとる箱を力いっぱい殴った

ハ”キン!

それなりに大きな音を立ててワイを閉じ込めてたガラスが割れた

外を見てみると兄弟が眼の前に立っとった

兄弟にあえて嬉しゅうて思わず飛びつきそうになったとき


深い絶望を味わうことになった

目や口などの顔のパーツは人間のそれと全く同じだ

けれどもワイの大事な兄弟の頭や体、そして色は人間では到底ありえないようなものやった


まるで泡雪を思わせるような優しい目と鮮血を思わせ奥底でギラギラと輝いているインペリアルレッドのオッドアイ、その目に写った姿からわいの姿も人ではないと察する

ダイヤモンドを思わせる透き通ったシルバーグレーの髪の上には同じ色の狐耳

肌の色は健康的で少し色白だ

そして腰からはオイスターホワイトの尻尾が覗いとった


その時のわいの感情はわけわからんぐらいぐちゃぐちゃやった

会えた喜び、人ではなくなってしまった絶望それ以外にも自分は何なのかここはどこなのかという疑問も混じって混乱しとった


「……あの」

数秒の硬直後彼が話し始m…

カ”シャン


「ん”〜〜〜よくねたわ!」


「「は?」」


「ん?おまえらだれだよ?敵か?」


なんか割と近くからうるさいやつが出てきた、 眺めているとなんだか懐かしい感じがするんやけど…





…………………‥‥…認めたくはないがこいつも兄弟らしい


彼の容姿は夜空のように美しい漆黒に星が浮いていると思わせる目と、見る角度によって色が違う不思議なグレーのオッドアイ

肌の色は小麦色でいかにも少年らしい顔つき

髪は半分はキラキラ輝くブラック、もう半分はふわふわしていてさわり心地の良さそうなグレーのくせ毛(目の色とは逆のいち)

そして背中には髪の色と同じキラキラ光る黒い羽が”片翼”だけついていて、頭上には黒く光るリングと白く光るリングが交差して浮いていた


「ん〜〜?なんかお前ら見てると親近感わくなぁ!」

そりゃそうやろだって俺たちは…

「…俺たちは兄弟やから」


「「え?/は?」」


「なんや?お前ら知らんかったのか?シスターから聞いとらん?」


「しすたー?誰です?それ」

「俺も知らないんだが!?」

「シスターは聞いたら大抵なんでも答えてくれるんやで」

「…へぇ、便利ですね」

「せやろ!」


「なぁ、家族ってどういうことだ?」

「あぁそれもシスターが教えてくれたんや」


_______________________________


…この懐かしい気配は誰やろ?


{それはあなたの家族です}


でも血は繋がってないと思うで?


{血が繋がっていなくても魂が繋がっているのです}


ふ〜ん


{あなた達はそういうふうに作られましたから}


ってかあんた誰や!?


{システムです}


はえ〜………じゃあ今日からあんたはシスターやな!


{!?!?}


血が繋がってなくても家族なんやろ?

それにこれから一緒におるのにそんな名前じゃあなんかアレやん?


{…はい!そうですね!}


おん!これからよろしゅう!シスター!




「ほへぇ〜」

「なるほど!」


「あと思ったんやけどわいら自己紹介すらしてないやん」


「たしかにそうだね、僕の名前は千で年齢は多分18歳だよ」

「おう!俺の名前は騒亜そうあだ!年齢は14歳ぐらいだ!多分!」

「最後はワイやな、わいの名前は壱番エースやで、年齢は多分11歳や(シスターに聞いた)」


「あと疑問があるんですけど…」

千が言いにくそうな顔をしながら聞いてくる

「作られたってどういうことですか?」


「……さぁ?」

「え?」

「はぁ?」

「シスターにも聞いたけど教えてくれなかったんよ」

ごめん…こう言うしかないんや

シスターが教えてくれなかったのは本当だ。だけど何となく分かるんや。わいらは多分………

遊 び で 作 ら れ た

もしわいらが兵器ならこんなに外見で遊ぶ必要はない

そういう趣味やったとしてもここにおいていく意味がわからない

そして自分でネットに接続してみた結果

…………世界が滅んだことがわかった

また一部の人が生き残ったことも

きっとこれは暇になった彼らの遊びなんやろう

わかったといって何が出来るでもないんやけど


※ちなみに作者はネクロニカをまだプレイしたことはありません。なので、ねくろにか!とネクロニカはにているだけで違うものと考えてほしいです

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