アリーシャ誕生
『×××××』は展開が変わるときに使います。
やっぱり高校三年生ともなると、大学受験のことを考えなければいけない。
なので、今日は塾が遅くまであったのだった。
でも、私は思う。少しは受験生のことを考えてもいいと思うのよ。眠いじゃない!
怒りながら家までの道を歩いていると、ギラリと車のヘッドライトが光った。
その時、私はほとんど反射で車の前に飛び出していた。
愛しき猫ちゃんが車に引かれそうになっていたのである。
かわいいもふもふを助けないで何を助けるのよ‼
猫ちゃんの前に飛び出すと、ごめんと謝りながら猫ちゃんを力いっぱい突き飛ばし、転んだ。
でも、やっぱりまじかで見た車は怖かった。車が迫り、逃げるのをあきらめる。
お母さん、お父さんごめん、親孝行全然できなかくてごめんなさい。
こうして、女子高校生美穂の人生は、名誉のうちに幕を閉じた…、はずだった。
×××××
おぎゃあ、おぎゃあとどこかから赤ん坊の声が聞こえた。
私はもふもふの次に赤ちゃんは好きだ。可愛いのじゃーとおじいちゃん化しながら、目を開けようとする。ん、目が明かないぞ。どうしてだー。
「あら、お元気なこと。」
優しそうな女性の声が聞こえてきた。優しくなでられると、眠たくなってくる。
気になることはたくさんあるけど、とにかくおやすみー。
本能に従うアリーシャだった。